サンチョが“復活”を告げる同点弾…リーズが2点を先攻も、マンUが猛攻でドローに持ち込む

2023年2月9日(木)7時4分 サッカーキング

サンチョのゴールでマンチェスター・Uが同点に追い付く [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第8節延期分が8日に行われ、マンチェスター・Uとリーズが対戦した。

 現在マンチェスター・Uは公式戦4連勝中と好調をキープしている。FAカップで5回戦進出、カラバオ・カップ(EFLリーグカップ)で決勝戦行きを決めると、前回開催のプレミアリーグ第22節ではクリスタル・パレスを2−1で下した。プレミアリーグに限定すると3試合ぶりの白星を飾っている。今週のミッドウィークでは第8節延期分でリーズと対戦。マンチェスター・Uはクリスタル・パレス戦からスターティングメンバー3名を変更し、出場停止のカゼミーロや負傷中のアントニーらがメンバー外となった。今冬の移籍市場最終日にレンタル移籍加入が発表されたマルセル・サビツァーが新天地での初スタメンを飾っている。一方、リーズも冬の新戦力であるウェストン・マッケニーが初先発に名を連ね、タイラー・アダムスやパトリック・バンフォードらがスタメン入りを果たした。

 試合は開始早々に動く。1分、敵陣左サイドでパスカル・ストライクがブルーノ・フェルナンデスからボールを奪うと、スピーディに攻撃へ転じる。ボールを受けたウィルフリード・ニョントがバンフォードとのワンツーでカットインし、右足を振り抜くと、強烈な一撃がゴール左下に突き刺さった。開始早々の“奇襲”でリーズが先手を取っている。

 その後はホームチームのマンチェスター・Uが徐々にシュートチャンスを増やしていく。14分にはペナルティエリア内でセットプレーのこぼれ球を拾ったサビツァーがボレーシュートを狙うも、この一撃はクロスバーの上へ。27分にはルーズボールを収めたワウト・ウェクホルストの落としからB・フェルナンデスがスルーパスを通す。抜け出したアレハンドロ・ガルナチョは飛び出してきたGKをかわし、体制を立て直してシュートを狙ったものの、ここはゴールカバーに入っていたマクシミリアン・ウーバーにクリアされた。

 リーズは1点をリードして後半に折り返すと、またも立ち上がりに決定的なシーンを作り出す。48分、敵陣でガルナチョからボールを奪い返すと、ロビン・コッホが左斜め前へボールを付ける。パスを受けたニョントは内側を走ったクリセンシオ・サマーフィルを使うと、中央への折り返しがラファエル・ヴァランに当たってゴールに吸い込まれた。リーズが勝利に近づく追加点を記録した。

 2点ビハインドとなったマンチェスター・Uは62分、サビツァーの浮き球パスにファクンド・ペリストリが反応。直前に投入されたばかりのペリストリがボールを収めてマイナスへ折り返すと、ボールを受けたディオゴ・ダロトが右足でクロスボールを送る。ペナルティエリア内で待っていたのはマーカス・ラッシュフォード。ヘディングシュートでプレミアリーグ3試合連続ゴールを叩き込み、マンチェスター・Uが1点を返した。

 さらに70分、ペリストリと同じタイミングで途中出場を果たしていたジェイドン・サンチョが大仕事をやってのける。敵陣でボールを奪い返したルーク・ショーがサンチョとのワンツーでペナルティエリア左に侵入。マイナスへの折り返しはブロックされたものの、こぼれ球を拾ったサンチョが右足で流し込む。コンディションの関係で昨年10月の出場を最後にピッチから遠ざかっており、今月1日のカラバオ・カップ準決勝で実戦復帰を果たしていたサンチョが、“復活”を告げるゴールを決めた。

 同点に追い付いたマンチェスター・Uはその後も反撃を試みたが、これ以上の得点は挙げられず。試合はこのままタイムアップを迎えた。マンチェスター・Uは2点ビハインドからドローに持ち込んだものの、公式戦での連勝記録が「4」でストップ。一方、リーズはプレミアリーグ8試合ぶりの白星を逃すこととなった。

 次回のプレミアリーグは12日開催で、両チームの“連戦”が予定されている。マンチェスター・Uがリーズの本拠地に乗り込む一戦だ。

【スコア】
マンチェスター・U 2−2 リーズ

【得点者】
0−1 1分 ウィルフィード・ニョント(リーズ)
0−2 48分 ラファエル・ヴァラン(OG/リーズ)
1−2 62分 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
2−2 70分 ジェイドン・サンチョ(マンチェスター・U)

サッカーキング

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