ソトが「最も嫌っていた」ヤ軍の方針 ジャッジやジーターでも認められない“補強戦略”に関わる問題
2025年2月25日(火)17時0分 ココカラネクスト

ソトが嫌っていたヤンキースの方針とは(C)Getty Images
伝統を重んじるヤンキースは、選手、監督、コーチによる「ひげ」をこれまで禁止にしてきたが、整える条件付きであごひげなどが認められることになった。
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1973年に故ジョージ・スタインブレナー氏が、口ひげ以外は認めないとする規律を導入してきたが、息子で現オーナーのハル・スタインブレナー氏が、ヤンキースの元選手や現役選手と会話し、今回ついに、ひげが全面的に“解禁”されることになったようだ。
ただ、ひげは認められても、「ヤンキースはフアン・ソトが最も嫌っていた古い方針をまだ廃止していない」と題した記事を、米メディア『FanSided』が掲載した。
記事では、米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者の報道に触れ、ヤンキースはソトが求めたヤンキー・スタジアムのスイートルームの提供を拒否したと伝え、「ジャッジやデレク・ジーターですら支払っているのに、ソトにスイートルームを与えることはできないと感じた。彼らはスイートルーム代を値引きする用意はあったが、前例を変えるつもりはなかった」と記している。
スイートルームを提供しないことについて「ヤンキースにとって、おそらく長期的に最善の利益につながるだろう」と推察したが、現役選手や将来のFA選手はスイートルームの提供を重視していると指摘している。
ひげを解禁し、今後はスイートルームの提供についても見直しを検討するだろうか。選手がより良い環境を求めることを考えれば、補強戦略にも影響を及ぼしかねないだけに、注目したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]