遠藤航欠場のリヴァプール、3発完勝でサウサンプトンを下す! FAカップ準々決勝へと駒を進める

2024年2月29日(木)7時38分 サッカーキング

2ゴールを挙げたジェイデン・ダンズ [写真]=Getty Images

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 FAカップ5回戦が28日に行われ、リヴァプールとサウサンプトンが対戦した。

 現在プレミアリーグで18勝6分2敗という成績を収め、首位を走るリヴァプール。25日に開催されたカラバオ・カップ(EFLカップ)決勝ではチェルシーを破って今季初タイトルを獲得し、ヨーロッパリーグ(EL)を含むカップ戦でも好調を維持している。2大会ぶりの制覇を狙うFAカップでは、先月28日に行われた4回戦でノリッジを5−2で下し5回戦へと進出。中盤で存在感を放つ日本代表MF遠藤航がメンバー外となるなか、本拠地『アンフィールド』で勝利を目指す。

 試合は、開始早々にサウサンプトンが決定機を作り出す。キックオフ直後に細かいパスワークでリヴァプールのプレスを打開すると、ハーフライン付近でボールを持ったジョー・アリボがスルーパスを供給。DFラインの背後に抜け出したセク・マラが右足でネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は認められなかった。

 攻勢を強めるサウサンプトンは、5分に中盤でリヴァプールからボールを奪うと、アリボがドリブルで中央を突破しながら、左サイドを駆け上がってきたカマルディーン・スレマナに繋ぐ。しかし、フリーな状況から落ち着いて狙ったシュートは右ポストに直撃。惜しくもゴールには至らなかった。

 以降は、リヴァプールも支配率を高めながらリズムを取り戻すが、大きなチャンスを作れない時間が続く。42分には右サイドで得たコーナーキックの流れから、ボックス外でボールを持ったハーヴェイ・エリオットが思い切り良く左足を振り抜く。遠い距離から放ったシュートは枠を捉えたものの、サウサンプトンのGKジョー・ラムリーによって防がれた。

 すると、前半終了間際の44分にリヴァプールがスコアを動かす。左サイドのライン際でコスタス・ツィミカスからボールを受けたボビー・クラークがカットインで中央に侵入。ペナルティエリア手前のルイス・クーマスに縦パスを差し込むと、細かいタッチで中に切り込みながらグランダーのシュートを放つ。GKの逆をついた一撃はゴールへと吸い込まれ、リヴァプールが先制に成功した。

 1点ビハインドで迎えた48分には、サウサンプトンがビッグチャンスを生み出す。最終ラインからパスを繋いでボールを前進させると、右サイドの裏に抜け出したサミュエル・エドジーがグランダーのアーリークロスを供給。リヴァプールのイブラヒマ・コナテが触れたボールを、スレマナがワンタッチで合わせるが、GKクィービーン・ケレハーに左足で掻き出され、決定機を逃した。

 ホームの大歓声を受けるリヴァプールは、73分に貴重な追加点を獲得する。前線からプレッシャーを仕掛けてエリオットがインターセプト。そのままドリブルで運び、ボックス内でDFの背後に抜けたジェイデン・ダンズに繋ぐと、GKを嘲笑うかのようなチップキックを沈めて2点目をマークした。

 さらに、試合終了間際の88分にも左サイド深くでリヴァプールがボール奪取に成功。アレクシス・マック・アリスターが放ったクロスのクリアを、コナー・ブラッドリーが回収してアウトサイドでゴールを狙う。芸術的なシュートはGKに弾かれたが、セカンドボールをダンズが押し込み、勝負を決める3点目を記録。結局、試合はそのまま3−0で終了し、リヴァプールがFAカップ準々決勝へと駒を進めた。

【スコア】
リヴァプール 3−0 サウサンプトン

【得点者】
1−0 44分 ルイス・クーマス(リヴァプール)
2−0 73分 ジェイデン・ダンズ(リヴァプール)
3−0 88分 ジェイデン・ダンズ(リヴァプール)

サッカーキング

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