リヴァプールも関心の“逸材MF”、引退したレジェンドの『18』を継承! 事実上のビルバオ残留宣言に

2025年5月27日(火)17時44分 サッカーキング

背番号『18』を継承するMFハウレギサール [写真]=Getty Images

 アスレティック・ビルバオに所属するMFミケル・ハウレギサールが、来シーズンより背番号『18』を継承することを発表した。

 これは事実上の残留宣言だ。2003年11月13日生まれのハウレギサールは現在21歳。レサマ育ちのカンテラーノは、アスレティック・ビルバオが7年ぶりに欧州大会に復帰した今シーズンに大ブレイクを果たした。ボール回収能力とタイトな守備、展開力も兼ね揃える“万能型MF”は、MFベニャト・プラードスからポジションを奪い、MFイニゴ・ルイス・デ・ガラレタの相棒に収まっただけでなく、最終的に公式戦48試合・プレータイム計3310分と絶対的な主力にまで飛躍した。また、ヨーロッパリーグ準決勝2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド戦では、敗れたものの、反撃の狼煙を上げるスーペルゴラッソを叩き込んだことは記憶に新しいだろう。

 そんなハウレギサールに対しては、早々にビッグクラブからの関心が取り沙汰されており、今冬に具体的なクラブ名としてミランが挙がったほか、今夏にはリヴァプールがトップターゲット候補として獲得を検討していることも明らかとなった。報道によると、アルネ・スロット監督は将来性を見込んだ補強と捉えつつも、ボール奪取能力などはすでにプレミアリーグでも通用すると考えている、と伝えられていた。

 そうしたなかで、2024−25シーズンのラ・リーガも閉幕し、いよいよ今夏の移籍市場に向けた動きが活発になり始める最初の月曜日、ハウレギサールは「グルペギとオスカルの18を着れることは、僕にとって名誉なことだ」と来シーズンより背番号『18』を継承することを発表した。この番号は、ワン・クラブ・マンであるカルロス・グルペギ氏(2016年夏に引退)から、今シーズン限りで現役を引退する主将DFオスカル・デ・マルコス(クラブ歴代2位の公式戦出場数記録を保持)に受け継がれたものであり、アスレティック・ビルバオにおいて『18』というのは崇高であり、象徴となっているのだ。

 昨年9月のセビージャ戦でトップチーム初得点を決めた後、左胸のエンブレムにキスをしたハウレギサール。選んだのは、ビッグクラブへの移籍よりも、レジェンドの意思を継承すること。またひとつ、最愛のクラブに忠誠を誓った新たな“18”が、来シーズンのラ・リーガ、そしてチャンピオンズリーグで躍動してくれるに違いない。


【継承】来季より『18』を背負うハウレギサール

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