ブレントフォードFWトニーが賭博規則違反を認める…長期出場停止処分が濃厚に

2023年3月1日(水)10時54分 サッカーキング

ブレントフォードに所属するトニー [写真]=Getty Images

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 ブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーが、賭博規則違反を認めたようだ。2月28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 イングランドサッカー協会(FA)の規定では、自身が出場する試合に関係なく、選手がサッカーを対象とした賭博を行うことや、賭けを目的とした特権情報を共有したりすることを禁止している。

 しかし、トニーは昨年11月に2017年2月25日から2021年1月23日の間に232件の賭博規則違反をした疑いでFAから起訴されると、翌12月にはさらに30件の賭博規則違反をした疑いで追加起訴されたことが明らかになっていた。

 調査が続いていたなか、今回の報道によると、トニーはFAからの賭博規則違反の疑いの多くを認めたという。一部異議を唱えているものもあるものの、多くの違反を認めたことで、同選手は長期の出場停止処分を受ける可能性が高くなったようだ。

 なお、過去にはイングランド代表DFキーラン・トリッピアーが他人に移籍の情報を提供したとして2020年12月にFAから10週間の出場停止処分が下されたほか、10年間で1260試合に賭博を行った元イングランド代表MFジョーイ・バートン氏は2017年に約5カ月の出場停止となるなど、賭博規則違反となった選手たちは出場停止や罰金などの処分を受けている。

 現在26歳のトニーは、2019−20シーズンまで3部のピーターバラ・Uでプレー。同クラブで得点を量産して2020年夏に当時2部のブレントフォードへ移籍すると、2020−21シーズンのチャンピオンシップで得点王に輝き、同クラブを史上初のプレミアリーグ昇格に導いた。世界最高峰のリーグでもネットを揺らし続け、昨年9月のUEFAネーションズリーグ(UNL)でイングランド代表に初選出されたが出場機会はなく、FIFAワールドカップカタール2022メンバーからは外れていた。

 今シーズンはここまでリーグ戦21試合出場で14ゴール3アシストを記録し、得点ランキングでは3位タイにつけるなど、9位に位置しているチームを牽引しているトニーだが、正式に処分が決定すれば長期の出場停止処分は免れないことになりそうだ。

サッカーキング

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