FA杯の公式ボールに問題? ペップが苦言「コントロールするのが難しい」
2025年3月3日(月)13時32分 サッカーキング
注目が集まっているFA杯の公式ボール [写真]=Getty Images
FAカップ5回戦が3月1日に行われ、マンチェスター・シティはプリマス・アーガイル(2部)と対戦。38分に先制点を許したが、ニコ・オライリーの2ゴールとケヴィン・デ・ブライネにもゴールが生まれ、3−1で逆転勝利を収めた。
しかし、『BBC』によると、マンチェスター・シティはこの試合で29本のシュートを放ったが、そのうち枠内シュートは9本にとどまり、20本が枠外に飛んでいたという。
プレミアリーグではナイキのボールが使用されているほか、UEFA(欧州サッカー連盟)の大会ではアディダスのボールが、カラバオ・カップではプーマのボールが、それぞれ使用されているなか、FAカップではマイターのボールが使用されている。
シュートがあまり枠内に飛ばなかった理由について、グアルディオラ監督はボールに問題があると考えている模様で、「チャンピオンズリーグのボールは格別で、プレミアリーグのボールも格別だが、今回のはそうではない。コントロールすることが難しい」とボールへの不満を口にした。
「負けた時は文句を言っているように聞こえるけど、ボールは正しくはない。FAカップやカラバオ・カップでは何年も前からこのようなことが起きている。これはビジネスであり、合意に達していることもわかっている。でも、シュートが何本オーバーしたかを知っているか? 他の試合を見てもわかる。通常こうしたシュートは枠内に入るものだ」
一方、グアルディオラ監督の発言を受けたFA(イングランドサッカー協会)の広報担当者は以下のように声明を発表し、ボールの性能に問題はないことを強調している。
「エミレーツFAカップやその他のすべてのFA大会で使用されているマイターのアルティマックスプロボールは、FIFAのテストに従って確認を受けている。プロの試合で使われるすべてのサッカーボールは、FIFAのプロ品質認定を満たす必要があり、このボールはすべてのテスト要件を満たしている」
「マイターと同様に好みは主観的であることは理解しているが、このボールの性能は高いと確信している。これまでの大会中で350ゴール以上のゴールが生まれており、このボールはこのような競争の激しい大会に刺激的な要素をもたらしている」
【ハイライト動画】マンチェスター・シティvsプリマス・アーガイル