王者トムスが2025年スーパーフォーミュラ参戦体制を発表。SFライツは今季も4台体制
2025年3月4日(火)17時47分 AUTOSPORT web

トムスは3月4日、今週末に迫った開幕戦に先立ち、今季2025年の全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)および、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFライツ)の参戦体制を発表。計6名のドライバーラインアップと各車のカラーリングを明らかにした。
2024年シーズンは、スーパーGTでも同チームに所属する坪井翔とともにSFのドライバーズ選手権、チーム選手権の両タイトルを獲得したVANTELIN TEAM TOM’S。舘信秀監督が率いる名門トムスが狙うのは当然、シリーズ連覇だ。
チームとともに国内トップフォーミュラでのタイトル防衛を目指す坪井は今季、カーナンバーをトムス伝統の「36」から「1」に変更。王者の証をマシン掲げて新シーズンを戦っていく。
そんな坪井の新しいチームメイトにはABB FIAフォーミュラE世界選手権などで活躍した後、2年ぶりにSFに復帰することとなったサッシャ・フェネストラズが迎えられた。なお、フェネストラズはスーパーGTでは2022年までトムスに所属していたことから、カテゴリーは違えど古巣復帰となる。
両ドライバーを支えるチーフエンジニアは、小枝正樹氏と大立健太氏だ。小枝エンジニアは引き続き坪井車を、大立エンジニアがフェネストラズが乗る37号車を担当する。また、山田淳氏が今季もテクニカルディレクターを務めることもあわせて発表された。
マシンカラーリングは2025年もバンテリン・カラーが継続されることに。スポンサーロゴなどに一部変化が見られるものの、ベースとなる色やライン、配色などは前年から踏襲されているようだ。


■VANTELIN TEAM TOM’S 2025年スーパーフォーミュラ参戦体制
チーム:VANTELIN TEAM TOM’S
車両名:VANTELIN TOM’S SF23
チーム監督:舘信秀
テクニカルディレクター:山田淳
カーナンバー:1、37
ドライバー:坪井翔(#1)、サッシャ・フェネストラズ(#37)
担当エンジニア:小枝正樹氏(#1)、大立健太(#37)
レースアンバサダー
・バンテリンビューティー:辻門アネラ、阿比留あんな
・トヨタS&Dミレル:籾山采子、荒井つかさ
・TOM’Sアテンダント:央川かこ
将来のスター候補たちがさらなる高みを目指し、毎戦激しい争いを繰り広げるSFライツにおいては、トムスは前年と同様に4台体制でシリーズに参戦する。
ドライバーラインアップは佐野雄城、エステバン・マッソン、古谷悠河、小林利徠斗の4名だ。TGR-DCドライバーで今季SFライツ参戦となる佐野と前年ランキング2位となった小林は、トヨタモビリティ中京のサポートを受け、ブラックをベースにレッドのラインが入れられたリバリーの35号車と38号車をドライブする。
昨シーズンはWEC世界耐久選手権のLMGT3クラスなどで活躍し、オフのルーキーテストではトヨタGR010ハイブリッドでのテストも経験したたマッソンは、ダークグレーとオレンジのポノスカラーに彩られた36号車でシリーズを戦っていくことが決まった。
トムスで3年目のシーズンを迎える古谷は、今季も引き続きデロイト トーマツ・カラーの37号車をドライブすることとなっている。
■TOM’S 2025年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ参戦体制
チーム:TOM’S
チーム監督:山田淳
チーフエンジニア:吉武聡
カーナンバー:35、36、37、38
ドライバー/車両名:
#35 佐野雄城/モビリティ中京TOM’S TGR-DC SFL
#36 エステバン・マッソン/PONOS Racing TOM’S TGR-DC SFL
#37 古谷悠河/Deloitte HTP TOM’S 320
#38 小林利徠斗/モビリティ中京TOM’S TGR-DC SFL

