前回対戦はド派手な撃ち合い…バルサ指揮官、ベンフィカを警戒もチーム状態に自信「準備は万端」

　バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、チャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16ファーストレグに向けた意気込みを語った。4日、欧州サッカー連盟（UEFA）の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

　2014−15シーズン以来の欧州制覇を目指すバルセロナは、リーグフェーズをリヴァプールに次ぐ2位でフィニッシュ。初戦で日本代表FW南野拓実を擁するモナコに敗れたものの、第2節でヤングボーイズを下し、続く第3節ではバイエルンに4−1で快勝。その後も順調に勝ち点を積み上げ、最終的には6勝1分1敗という成績を残した。8試合で挙げた総得点「28」はリーグフェーズに参加した36チーム中最多となっている。

　ベスト8の座をかけたラウンド16で対戦するのはポルトガルの名門ベンフィカ。リーグフェーズは4勝1分3敗の16位に留まったが、プレーオフではモナコを2戦合計4−3で下し、2シーズンぶりのベスト16進出を決めた。バルセロナとはリーグフェーズ第7節で対戦し、ド派手な撃ち合いを演じたものの、試合終了間際の失点により、惜しくも4−5で敗れている。

　敵地『エスタディオ・ダ・ルス』でのファーストレグを前に、フリック監督は「この段階で簡単な試合などない。ベンフィカは素晴らしいチームであり、スタジアムは特別な雰囲気に包まれるだろう。ボールの扱いが非常に上手く、力強いプレーをする。彼らの戦略に対する守備は非常に困難だ」と警戒感を口にしつつ、自身が率いるチームへの信頼と試合への意気込みを次のように示した。

「試合は180分間だ。明日は非常に優れたチームとの対戦になるが、我々も今大会で最高のチームの一つだと思っている。彼らは自信を持って非常に良いプレーをしており、我々が勝ち進むためにはずっと良いプレーをしなければならないが、リーグフェーズの時よりも準備は万端で、力強さも増していると思う。非常に良いトレーニングを積むことができたし、明日どうなるか見てみよう」

　注目の一戦は日本時間6日の午前5時にキックオフを迎える。