「今年は坂本に代打もある」巨人・原辰徳監督が明かした聖域なきチーム改革の目的

2023年3月7日(火)12時0分 ココカラネクスト

(C)CoCoKARAnext

 3季ぶりのV奪回を目指す巨人でキーマンとされるのはエース・菅野智之(33)、坂本勇人(34)の投打の主軸だ。

 2人ともにここ数年はコンディション不良に悩み、本来のパフォーマンスが出せていないことも共通している。

【関連記事】【巨人】新顔リリーフ陣躍動で勢力一変、ピンチを迎える「選手の名前」

 この点について、指揮を執る原辰徳監督(64)はどう考えているのか。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は5日に更新した自身のユーチューブチャンネルで今春のキャンプにおいて原監督と対談した様子をアップしている。

 今季の様々なチーム構想について触れる中、最近取りざたされている坂本のコンバート問題について高木氏が切り出すと原監督はまずこの2人が近年チームを支えてきた主軸だったことを認めた上で「2年ぐらいあまり良い結果が出てない」とした。

 そこで今季は坂本には主将の座を岡本和真(26)に譲らせ、投手キャプテンにも若い戸郷翔征(22)を据えたという。

 あくまでフラットな立場で戦いを促す中、「去年はなんとか立て直す、頑張らせた、今年はそれはない」として「芳しくないようであれば、岡本、尚輝(吉川)そこを中心にチームを作っていく必要がある」とし、仮に坂本の状態が昨年同様にコンディション不良に陥ったり、明らかにパフォーマンスが落ちている状態であるならば、無理に頑張らせることはなく、その時点で若手に切り替えていくと明言した。

 世代交代は近年チームの持つ大きな課題となっている。今春のキャンプでもポスト坂本としてドラフト4位ルーキーの門脇誠(22=創価大)が存在感を示すなど、下から戦力が育ってきていることを実感していることも大きいようだ。

 こういったことを受け今季はシチュエーションとして坂本に代打を出すこともあるのかと高木氏に問われると、「あるでしょう」と原監督は特別扱いはしないとした。

 自身も現役時代、主軸を務めながら長嶋監督に「代打・長嶋一茂」を送られた過去がある。原監督は当時を振り返り、当時の長嶋監督が勝利至上主義を掲げていたことから、「自分でやらないといけないな」と糧として受け止めたと話した。

 根底には「プロの世界は奪い取っていくもの」「そういう中で生き延びるのがプロの世界」と結果を残した選手のみが使われるという原理原則がある。

 坂本、菅野に関して「意地を見せてほしいね」と結んだ原監督。伸び盛りの若手、ベテランの力、共に融合したときに大きな力を発揮する。V奪回のキーマンとなれるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「原辰徳」をもっと詳しく

タグ

「原辰徳」のニュース

「原辰徳」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ