帰ってきた27歳右腕が「僕は生きている」 投球分析家も「エグい」と“絶賛”したド軍先発候補は「開幕リリーフ」の可能性も
2025年3月8日(土)12時0分 ココカラネクスト

メイの変化球を投球分析家も絶賛した(C)Getty Images
ドジャースの先発ローテ5番手の座は誰がつかむのか。今春のオープン戦で約2年ぶりの実戦登板を果たした27歳右腕のダスティン・メイも候補のひとりだ。
【動画】投球分析家も「エグい」と絶賛したメイの変化球
メイは現地時間3月6日(日本時間7日)のレンジャーズとのオープン戦に先発し、3回1安打無失点と好投したが、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、メイについて「2025年シーズンでの役割がどうなるかはまだ知らされていない」と説明し、ボビー・ミラー、トニー・ゴンソリンとともに争うことになる。
その上で、同メディアは「先発ローテーションの最後の枠を獲得できなかった場合は、ドジャースはシーズン開幕時にリリーフ投手として彼を試すという噂もある」と、リリーフとして開幕を迎える可能性も伝えた。ただ「メイはカクタスリーグの試合で3試合に出場し、印象的な春を過ごしており、彼のカーブボールは特に厄介だ」と、メイのオープン戦での投球を評価している。
米投球分析家のロブ・フリードマン氏も自身のXで「メイのブレイキングボールはエグい」と絶賛。映像を添えて投稿。さらに、別の投稿ではシンカーとカーブの合成映像で変化球の曲がり具合を示した。
メイは2023年に9試合で4勝1敗、防御率2.63をマーク。しかし、右屈筋腱の手術を受けシーズンを終えると、昨年はリハビリ期間中にサラダを食べた際にレタスが喉に詰まって「食道破裂」を起こし、緊急手術を行った。
一時は生死に関わる深刻な状態だったメイは「戻ってこられたのは素晴らしい気分だ」と話し、「僕は生きている。新しい始まりのような、新鮮な息吹を感じたよ」と語っていた。
「2025年シーズンはメイにとって新たな章となるが、彼が先発ローテーションでシーズンを始めるのか、それともブルペンから始めるのかは不明だ」としたが、今季ドジャースの投手陣で欠かせない存在となるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]