Porsche Team EBIが2025年スーパー耐久参戦体制を発表。718ケイマン継続投入で新たな取り組みも
2025年3月12日(水)11時5分 AUTOSPORT web

3月12日、ENEOSスーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONEに参戦するPorsche Team EBIは、2025年の参戦体制を発表した。今季もポルシェ718ケイマンGT4 RS・クラブスポーツを投入し、激戦区のST-Zクラスに参戦。シーズン途中にはニューシャシー投入も計画している。
Porsche Team EBIは、都内でポルシェディーラー等を展開するEBI GROUPを母体とするレーシングチームで、2012年からさまざまなカテゴリーでモータースポーツ活動を展開している。2021年からはスーパー耐久シリーズに参戦し、2024年はST-Zクラスでランキング3位につけた。
迎える2025年は、引き続きポルシェ718ケイマンGT4 RS・クラブスポーツを投入しST-Zクラスに参戦する。シーズン途中からはニューシャシー投入も計画しており、ポルシェの魅力をアピールしていく。
そんな新たなシーズンに向け、ドライバー体制も変更された。Aドライバーは、ポルシェセンターやポルシェスタジオに勤務し、ポルシェの魅力を伝えるブランドアンバサダー『ポルシェプロ』でもある北園将太が継続。またチームでの経験も豊富な久保凜太郎も引き続きドライブする。さらに、チームには2023年から2024年にかけてポルシェジャパンジュニアドライバーとして活躍してきた平安山良馬が加わった。
チームにはレースメカニックとして、例年同様にEBI GROUPのポルシェセンターから選抜された精鋭が参加。サーキットにおいてポルシェメカニックとしての知識と技術を最大限に活かすとともに、レースでの経験を日々の顧客サービスへ還元する。
さらに2025年は、2月に日本初の独立型ポルシェサービスセンターとしてオープンした『ポルシェサービスセンター東京ベイ辰巳』を活用していく。最先端の設備と高度な技術を備えた拠点であり、スーパー耐久参戦車両のメンテナンスやセッティングの最適化を行うことで、さらなる競争力向上を図っていく。この取り組みはレース活動を通じて蓄積された知見を、日常のポルシェオーナーのカーライフに還元することを目的とする。
この取り組みにともない、2025年のEBI GROUP Cayman GT4 RS CSのルーフには、ポルシェサービスセンター東京ベイ辰巳のロゴが入れられている。辰年から巳年へ移り変わったタイミングに辰己にオープンしたことにちなんだスペシャルなロゴだ。
ポルシェは世界のスポーツカーレースに欠かせない存在。2025年もその存在感をST-Zクラスでみせてくれそうだ。
Porsche Team EBI 2025年スーパー耐久シリーズ参戦体制
マシン名:EBI GROUP Cayman GT4 RS CS
クラス:ST-Z
カーナンバー:22
ドライバー:北園将太/久保凜太郎/平安山良馬