サーキットに恐竜出現!? AOレーシング、T-REXカラーの新型ポルシェを公開/IMSA

　3月13日、AOレーシングは2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権・GTDクラスに投入される新型ポルシェのマシンカラーリングを公開した。ゼッケン80番を背負う“タイプ992”911 GT3 Rは、ティラノサウルスが描かれ“GT3 Rawr（ロアー）”に変身している。

『REXY（レクシー）』と名付けられた“GT3ロアー”誕生のきっかけは、チーム代表兼ドライバーのPJ.ハイエットが、自身の子どもたちに敬意を表して描いたものだったという。彼のヘルメットには息子のためにT-Rexが、娘のためにユニコーンが描かれている。

　ハイエットは今シーズン、セブ・プリオールとともにGTDクラスにフル参戦する。また、今週末のセブリング12時間を含むミシュラン・エンデュランスカップのレースでは、グンナー・ジャネットを加えたラインアップを形成する予定だ。

「GT3ロアーをドライブするメンバーのひとりになれて感激している」とジャネットは語った。

「レクシーが見た目どおり速く、失望したデイトナの後に良い結果を得られることを願っている」

　AOレーシングは、デイトナでは1983年のスワップショップ・ポルシェ935のトリビュートカラーを採用し、一戦限りのカラーリングを施した。そのためGT3ロアーは80号車ポルシェにおける、今季ふたつめのリバリーとなっている。

　ハイエットとジャネットはセブリングでダブルヘッダーをこなす予定だ。彼らはIMSA・GTDレースに加えて、金曜日に決勝が行われるWEC世界耐久選手権にも、プロジェクト1・AOから参戦し、ポルシェ911 RSR-19のステアリングを握ることになっている。