全日本ラリー第2戦新城:勝田範彦が逃げ切り2019年初優勝。スバル陣営は10連勝を達成

2019年3月19日(火)12時56分 AUTOSPORT web

 全日本ラリー選手権は3月15〜17日、第2戦新城ラリー2019が行われ、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が2019年シーズン初優勝を達成した。また、スバル陣営は2018年シーズン第3戦から10連勝を挙げる形となった。


 愛知県新城市を拠点に争われる新城ラリーは、これまでシーズン最終戦として開催されることが多かったが、今年は開催時期が春に移され、第2戦として行われた。


 2日間に渡るラリーで、設定されたSSは12。合計の走行距離は82.96km、リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は299.21kmで争われた。


 ラリーは競技初日のSS4を終えた時点で奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)が総合首位につけ、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)、勝田がそれを追う格好となる。

新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)


 この時点でトップと3.9秒差だった勝田は、続くSS5で奴田原に8.6秒差をつける走りでステージ優勝。総合トップにおどり出ると、続くSS6ではステージ3位に入り、奴田原との差を1.8秒として初日を終えた。


 明けた競技2日目も勝田、奴田原、新井による三つどもえのバトルが展開する。この日最初のステージとなったSS7で、勝田はステージ5位に沈んでしまい、総合でのリードが0.3秒まで縮まってしまう。


 続くSS8では勝田がトップトタイムで反撃したものの、SS9では奴田原が渾身の走りで勝田に5.7秒差をつけることに成功。総合首位に返り咲いた。


 SS10は新井が制し、勝負は最後の2SSへ。この時点で首位は奴田原、総合2番手の勝田は2.3秒差、総合3番手の新井は13.7秒差だ。


 迎えたSS11は勝田がトップタイムを刻んだSS8“雁峰西”を再走するステージ。ここで勝田は奴田原に17.4秒もの大差をつける走りをみせてステージを制し、15.1秒の大量リードでふたたびトップを奪ってみせた。

勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)


 充分なマージンを手にした勝田は、雪もちらつくコンディションとなったSS12をステージ4位で走破。最終的に5.7秒リードで2019年シーズン初勝利を手にした。総合2位は奴田原、総合3位には「ターボのトラブルがあった」という新井がつけた。


 2018年の第8戦以来に勝利を手にした勝田は「後半の雁峰西(SS11)は渾身の走りができたと思っています。反省は鬼久保(SS3、6、9、12)が遅いことですね」と語っている。


「かなり気合を入れて走っているんですが、タイム差がついてしまっているので、原因を考えて対処していく必要があると思います」


 2019年の全日本ラリー選手権第3戦は4月12〜14日に行われるツール・ド・九州2019 in 唐津だ。


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