大谷翔平の水原元通訳が米メディアで語った“ギャンブル依存”「一度も勝ったことがなかった。沼にはまってしまった」

2024年3月21日(木)16時30分 ココカラネクスト

大谷を陰からサポートする存在として認知されてきた水原氏。それだけにショックは広まっている。(C)Getty Images

 日本を大いに沸かせた華々しい開幕戦を終えたばかりのドジャースに、衝撃的なニュースが飛び込んだ。

 現地時間3月20日、エンゼルス時代から専属通訳として大谷翔平を公私でサポートしてきた水原一平通訳がドジャースを解雇されたと、日刊紙『Los Angeles Times』や米スポーツ専門局『ESPN』など複数の米メディアが報じ、球団も解雇の事実を認めた。

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 まさに青天の霹靂と言える事態だ。『Los Angeles Times』によれば、水原通訳は大谷の代理人弁護士が同選手の資金を違法なブックメーカーで賭けるため「大規模な窃盗」に手を染めたと告発。さらに大谷の弁護士が所属するバーク・ブレトラー法律事務所の広報担当者も「我々はショウヘイ・オオタニが大規模な窃盗の被害者であることを分かり、我々はこの問題を当局に引き渡している」と声明を発表した。

 水原氏は『ESPN』の取材で「翔平は賭博にまったく関与していなかったということをみんなに知ってもらいたい」と強調。あくまで大谷が違法なスポーツベッティングには関与していなかったと説明している。

 また、『ESPN』で、同氏は2021年にカリフォルニア州で違法賭博の元締めをしているマシュー・ボウヤー氏とサンディエゴで行われたポーカーゲームの会場で出会ったと告白。そして、そこから問題となるスポーツ賭博を始めたという。

 そして、水原氏は野球を「対象には100%していなかった」としているものの、国際サッカー、NBA、NFL、カレッジフットボールを対象とした賭博の負けによる借金は2022年までに100万ドル(約1億5000万円)に膨らみ、雪だるま式に負債額が膨らんでいったとしている。

 自らがギャンブル依存であったと話した水原氏は、「自分はギャンブルが苦手で、一度も勝ったことがなかった。沼にはまってしまって、負債をカバーするためにより大きな金額を賭けて、負け続けた」と悪循環に陥っていたと説明。そのうえで「もう二度とギャンブルはやりたくない」と猛省しているという。

 今回の解雇を前に「スポーツ賭博が違法とは思っていなかった」という水原氏。2018年の専属契約から公私で大谷を支え、二刀流の軌跡を1番間近で見てきた人物は「陰の立役者」として日本でも愛されていた。それだけに今回の解雇に対する影響は、大きく広まっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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