【ブログ】キミのピットイン、戦略でもなんでもなかったよ....../F1自宅特派員 オーストラリアGP編
2019年3月23日(土)10時0分 AUTOSPORT web
おそらく好評連載だったはず?のホンマさんのF1自宅特派員ブログ。編集部では好評だったので今年もとりあえずやりますよっ。やるんですが、バーレーンGPは諸事情(※ブログ文末参照)により休載です。
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こんにちは、ホンマです。
2019年シーズンも、F1自宅特派員レポートを連載させていただくこととなりました。
編集部に足を向けて寝たら罰が当たる!
ということで、現在、南東方向、だいたいニュージーランドあたりにむけて寝ております。
届け、この思い。
今年もノンビリと書かせていただけたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
そうそう、わたくしホンマ、なんだかは風邪ひかない、なんて言葉がございますが、
実は生まれてこの方、一度もインフルエンザにかかったことがないのが、自慢のひとつでありました。
ニュースでAだのBだの騒がれるたびに、自分には関係ないと高をくくっていたのですが。
時は2019年1月。
決して休んではいけないお仕事期間中に、ちょいとお高めの熱がでてしまいまして。
「インフルじゃない証明をもらってきます」と元気に病院へ出かけ、結果、背中丸めて家に帰りまして候……。
インフルA型、1週間の休暇(無給)とあいなりました。
周囲に多大なる迷惑をかけてしまい、胸は痛むし財布も痛かった。
みなさんも、どうかご油断なさらずに。
突然の訃報で始まった、F1開幕戦オーストラリアGP。
F1になくてはならぬ方が、いなくなってしまいました。
チャーリー・ホワイティング氏のご冥福を、心からお祈りいたします。
まだF1初心者だった頃のホンマさん、「チャーリーに聞いてくれ」なフレーズを聞くたびに、
チャーリーとは、審判か何かの役職名であろうと、大いなる勘違いをしておりました。
だって、それほどまでの絶対感。
ついでながら、ジャッキー・スチュワート氏も、たくさん働く人だなあと思っておりました。(※正解はスチュワード)
誰にも言わなくてよかった、といいつつ言っちゃいましたね、今すぐ忘れてください。
アルバート・パーク・サーキット。
ダニエル・リカルドさんがルノーに移ったおかげか、サーキットには黄色を身に着けたお客さんが多かったような?
去年、現地観戦したときは、ルノーさんウェアを売っているお店、ひとつしか見つけられなかったのに。
その逆に、レッドブル・ホンダのホーム感が、グンと減ったような気がいたします。
ドライバーひとりの移籍で、ここまで雰囲気変わるのってすごいなあ。
フリー走行をのびのびと走るアルファキミオこと、キミ・ライコネンさん。
白いドライバースーツなのに、全然太ってみえないよ!(※白は膨張色)
とりあえず車はまともに走れているし、中段勢争いには加われそうで、大いに安堵いたしました。
それに比べて、ウイリアムズのマシン……。
初期ガンプラを思わせる水色で、とっても好みな見た目なんですが、とにかく遅い。
ただただロバート・クビサさんには、気持ちよく走ってもらいたい親心。
マクラーレンが、いい気分に!
セブンイレブンマークが、カーナンバーと見間違うのはご愛敬。
コンビニに日々助けられている身としては、親しみがわかないはずがありません。
そのオーストラリアGP予選。
フェラーリが速いぞキャンペーンは、ずいぶんと早くに終了してしまいました……。
でもみんな、なんとなく予想はしていたような。
ピチピチ跳ねる、タイヤにきびしそうなメルセデスカーと、ドライバーにやさしそうなフェラーリカー。
両極端な車に仕上がったものですなあ。
ハース2台が絶好調に、マクラーレンの新人ノリスさんはノリノリっすよ。
(フェルス)タッペンさんの4番手、これもしかして表彰台期待できちゃうの?
ホンダのパワーユニットで表彰台とは、お祭りの予感に震える我。
落ちそうで落ちないライコさんは、無事Q3まで残っての9番手でございました。
……後、コンパウンド剥がすまでピッカピカなタイヤが気になりました。
タイヤ、輝いてるぅ!
さて決勝。
抜けるような青空のアルバート・パーク・サーキット。
去年は現地にいたんだよなあと、しみじみしていたら、唐突に思い出しましたよ。
母さん、僕の去年あまったあのオーストラリアドル、どうしたんでしょうね?
あらマー ドゥ ユー リメンバー。
ホンマさん、来年までに見つかるといいですね。
そうそう、今回スタートの赤い電気消えるタイミング、はやくなかったですかね?
わたくし、いつもタイミングにあわせてエアアクセル踏んでいるのですが、今回はタイミングが合わず。
我らがライコさんは、お世辞にもよかったとはいえないスタートでしたが、何か関係ありますか? ただヘタこいただけですか?
(なんとなく後者な気がしております)
アルバート・パーク・サーキットは、セーフティカーの出動頻度も非常に高いコースといわれておりますが、
母国GPのリカルドさんのフロントウイングが吹っ飛んだり(なんでじゃー)
復活GPのクビさんのフロントウイングがぶっ飛んだり(どうしてじゃー)
とどめにカルロス・サインツJr.さんの車が燃え上がったりいたしましたが、最後までセーフティカーの出番はありませんでしたよ。
先陣を切ってピットインしたライコさん。
前を走るニコ・ヒュルケンベルグさんの、アンダーカット狙いなの?
2ストップ疑惑囁かれるタイミングではございますが、さくっと動いてくれるチームの行動力には期待度が上がりましたよ。
しかし、さくっとルノーさんも反応いたしまして、ニコヒュルさんピットイン。
アンダーカットはなしよ、とあいなりました。残念。
それとは対照的に、なかなかピットインさせてもらえないアルファジョビオことアントニオ・ジョビナッツィさん。
ケビン・マグヌッセンさんに抜かれ、ニコヒュルさんに抜かれ、ライコさんにも、どうぞどうぞ。
チームメイトで戦略わけてきましたね、なんて思っておりましたが……。
あれもしかして、ライコさんにポイントを確実に取らせるためのブロック要員、なんてことは、な、ないですよね?
その後もノリスさんに抜かれ、ロマン・グロージャンさんに抜かれ、セルジオ・ペレスさんにも抜かれ……。
もう許してあげてーーーとわたしが音を上げた28周目、やっとピットインさせてくれました。
レース後に、ライコさんのあのピットインが、捨てバイザーがつまってしまった為と知りました。
戦略でもなんでもなかったーーー(笑)
しかしミディアムで45周は最長記録でございます。よく踏ん張った!
そして31周目、歴史的瞬間がやってまいりましたよ。
タッペンさんがベツさんを抜いたわぁ!
わあああ、レッドブルが表彰台圏内にきちゃった、きちゃっいましたよーーー!
ついにホンダエンジンに日の目が……。
まだレース終わってないけれど感無量。だって思い返せば、あれでそれ。
すごいなあ、本当にすごいなあ。
とりあえずホンマ、前祝いとしてビール呑ませていただきます。
さあ、盛り上がってまいりました!
リカルドさんがリタイアし、グロージャンさんも、はずれかけのタイヤでストップ。
シャルル・ルクレールさんに追いつかれてしまったセバスチャン・ベッテルさんとチームは、そのまま順位キープを選択いたしまして。
わたし的には、このチームの選択は「アリ」かなあ。
ベツさんが、チームのポイントが同じという意味でファステスト狙いにいくという選択があるなら、ルクレールさんは普通にフリーストップだったわけで。
どちらもファステスト加点を狙えたし、フレッシュタイヤ(があれば)で攻めることもできたのだけれども、
なんせフェラーリさん、遅かったから!(失礼)
どうしても1点にこだわるなら、ルクレールさんにチャレンジしてもらったらよかったのでは、とも思うけれども、
そうなると、バルテリ・ボッタスさんもピットインしていたかもしれないし。
なんせフェラーリさん、遅かったから!(失礼)
そしてトップを走るボッさんは、見事26点をお持ち帰りされました。
なんせメルセデスさん、速かったから!
そして無事、タッペンさん3位表彰台!
(あさってに向かって)どーだ、みたかーーー!
そうそう紙吹雪、すごかったですね。
インスタ映えどころか、カメラに緑しか映らぬ疑惑。
どうせなら大盛りな精神、大好物です。
オーストラリアGP、また行きたいなあ!
我らがライコさんは、8位入賞でございました。
悪くない、いいわけでもないけど、悪くはないよ!
今シーズンは、ノンビリとレースを楽しめそうです。
さて突然ですが、わたくしホンマ、3月末にアメリカに行ってまいります!
カーモンベイベーアメリカを、現地で踊る日がついにきてしまいました。
旅の恥のあれやこれは、上海GPレポート(※というわけでバーレーンGPレポートはお休みです)で。
それでは、またお会いしましょう!
ホンマナオコ