いわきDF田中龍志郎、3月末で現役引退を発表「後悔は一切ありません」

2022年3月28日(月)20時9分 サッカーキング

 いわきFCは28日、DF田中龍志郎が本人の申し出により3月末をもって現役を引退することを発表した。

 田中は1995年生まれの現在26歳。千葉県出身で、習志野高校、流通経済大学、ソニー仙台FCを経て、2020年からいわきでプレーしていた。2022シーズンから明治安田生命J3リーグに参入したものの、今シーズンはここまで出場機会はなかった。キャリア通算ではJFL(日本フットボールリーグ)で通算102試合出場で2得点、天皇杯通算2試合出場を記録した。

 現役引退を決断した田中はいわきのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「いつもご支援、ご声援をいただいてる全ての皆様へ。私、いわきFC 3番田中龍志郎は、リリースの通り3月末をもってサッカー選手を引退することを決意しました。リーグ戦が始まったばかりの大切な時期に、このようなご報告をすることとなり、大変申し訳ありません。今年で21年目となるサッカー人生でした。これでもかというくらい考えに考え抜いて、悩んで悩んで導き出した決断です。サッカーを引退することに後悔は一切ありません。ですが、私をここまで応援してくださったファン、サポーター、スポンサーの皆様に、もう一度ユニフォームを着て、プレーしている姿をピッチで見せれないことが、何よりも一番申し訳ない気持ちでいっぱいです」

「チームと何か問題があったとか一切ありません。何か悪さをしたとかでもありません。ただ、燃え尽きました。完全に燃え尽きました。そこに尽きます。念願のJリーグの舞台。小さな頃からの夢でした。サッカーだけひたすらやってきました。どんなことがあろうと、這い上がってやる。その気持ち一心で突き進んできました。山あり谷ありのサッカー人生でしたが、たくさんの方に応援され、周りの方に元気や勇気を少しでも与えられたかと思うと、幸せなサッカー人生でした」

「まだ今後のことは決まっていません。この長いサッカー人生で培ってきたことも活かしつつ、社会で生きていくために必死に学んで喰らいついていこうと思っています。長文となってしまいましたが、これからもいわきFCの応援をよろしくお願いします。そして田中龍志郎という1人の人間のことも少し気にかけていただけたら嬉しいです。本当に本当にたくさん皆様に助けられてばかりでした。ありがとうございました!」

サッカーキング

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