最強MVPトリオで5安打5得点! 大谷翔平も“ベッタニマン”に手応え「僕だけ本塁打は打てなかったですけど」

2024年3月29日(金)10時37分 ココカラネクスト

元巨人の助っ人マイコラスから鮮やかな二塁打を放つ大谷。(C)Getty Images

 重量打線が圧巻の活躍を見せた。

 現地時間3月28日にドジャースは、本拠地ドジャー・スタジアムでカージナルスと対戦。序盤3回までに5点を奪うなど7得点で、7-1と快勝した。

【動画】大谷翔平の鮮やか二塁打! 元巨人マイコラスを打ち崩したシーン

 今オフに大谷翔平や山本由伸らと矢継ぎ早に大型契約を締結したドジャース。この日は球界最注目と言っても過言ではないムーキー・ベッツ、大谷、フレディ・フリーマンの1、2、3番トリオ、通称“ベッタニマン”が猛威を振るった。

 とりわけ圧巻だったのは、初回と3回だった。

 まずは初回、先頭のベッツが四球で出塁すると、続く大谷がライト線を破る二塁打を記録してチャンスを創出。惜しくも、大谷の走塁死で一死3塁となったものの、フリーマンが6球粘った末に鮮やかな適時打で先制点をもたらした。

 2-0とリードした3回は、ふたたび先頭のベッツが初球を捉えて特大アーチで追加点をゲット。続く大谷が四球を選んで出塁すると、続くフリーマンも初球を狙い打ちして特大の2ランアーチを記録した。

 5万人を超える観客の前で猛威をふるった“ベッタニマン”。合計5安打、4打点、5得点、2本塁打と打ちまくった3人には、当事者である大谷も自信を深めている。試合後に地元スポーツ専門局『Sports Net LA』のインタビューに応じた背番号17は、「僕だけ本塁打は打てなかったですけど、比較的いい打席だったんじゃないかなと思うので、いいゲームだったなと思います」と回顧。3打数2安打と記録した自身のパフォーマンスについても、ポジティブに振り返っている。

「ヒットが出てるのもそうですし、振る、振らないの判断も含めて比較的クオリティーの高い打席だったんじゃないかなとは思います。またそれを継続するのが難しいですし、明日に向けてまた対策したいなと思います」

 韓国・ソウルでのパドレスとの開幕シリーズから約1週間。この試合に向けては「体調の管理を含めてちょっと難しいところはあった」という大谷。それでも、「こっち(韓国から米国)に来てからの3試合は正直、感覚的には良くなかったですし、やり方的にもそこまでちょっと良くなかったので、その中できょういい感覚を1打席目から出せたっていうのは良かったんじゃないかな」と手応えを口にした。

 ここから大谷自身はさらに調子をあげていけるのか。カージナルス投手陣を粉砕したMVPトリオでの活躍にも注目が集まるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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