TEAM IMPUL、スーパーフォーミュラ第2大会もてぎでラスムッセンの代役として小林利徠斗を起用

　4月8日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULは、第1大会鈴鹿で負傷したオリバー・ラスムッセンの代役として、4月18〜20日に行われる第2大会モビリティリゾートもてぎ（第3戦／第4戦）で小林利徠斗を起用すると発表した。

　今季のスーパーフォーミュラにラスムッセンと高星明誠のペアで参戦しているITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULだが、3月7〜9日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた第1大会の鈴鹿では、フリー走行1回目でラスムッセンがデグナーでクラッシュ。胸椎骨折の怪我を負ってしまった。

　第1大会では、併催されていた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にTOM’Sから出場予定だった野中誠太が急遽ラスムッセンの代役として出場することになったが、4月18〜20日に行われる第2大会では、野中がKids com Team KCMGから小林可夢偉の代役として参戦することがすでに決まっており、ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULは今季スーパーフォーミュラ・ライツを主戦場とする小林利徠斗を起用することになった。

　小林は2023年にFIA-F4でチャンピオンを獲得。2024年は初年度のスーパーフォーミュラ・ライツながらランキング2位に輝いた。またグランツーリスモ界でも活躍しており、2023年には日本代表としてネイションズカップで世界2位となっている。

　今季も小林はスーパーフォーミュラ・ライツでタイトル獲得を目指しているが、第2大会もてぎはライツの併催がなく、ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULからのスーパーフォーミュラデビューが決まった。すでに2024年12月のテストでスーパーフォーミュラは経験済みだけに、どんな戦いをみせてくれるか注目だろう。

　なおチームは、ラスムッセンの状況については順調に回復していると報告している。