サードは坂本か中山か 阿部巨人「究極の選択」 中山ブレイクなら一気に世代交代も

2025年4月8日(火)16時10分 ココカラネクスト

不調の坂本を使い続けるわけにはいかないだろう(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 野球人生の大きな岐路に立たされていると言ってよいでしょう。

 巨人の看板選手・坂本勇人です。今季ここまで6試合に出場し、17打数1安打の打率.059と目を覆うような惨状。得点圏打率は9打数無安打と、2打点を挙げながらも持ち前の勝負強い打撃が鳴りを潜めています。

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 4月6日の阪神戦(東京ドーム)では1点ビハインドの5回、代打で途中出場。2死一、二塁の好機で左飛に倒れ、場内の期待感はため息へと変わっていきました。

 その事実を踏まえ、巨人取材歴の長いスポーツライターは、こんな提案をするのです。

「実力至上主義こそ巨人軍の要諦。今こそサードを中山礼都に任せるべきです。中山にサードのレギュラーとしての自覚を持たせ、多少結果が出なくても目を瞑って使い続けることも大切。坂本のバットにこれ以上期待するのは酷というもの。『坂本なら何とかしてくれる』という幻想を抱くのは自由ですが、今こそ現実を受け止めた上で、中山の未来に懸けるのも一つの手ではないでしょうか」

 ベテランの処遇というものは古今東西、難しい課題です。阿部監督自身、晩節は首の痛みからキャッチャーマスクを外し、一塁の守備へとチャレンジ。代打の切り札としてもスタンバイしました。今の坂本のしんどさも十分、理解していることでしょう。

「中山は4月17日で23歳になりますが、まだまだ若い。失敗も成功も全てを糧にして成長できる年代です。スタメンをある程度任せて、“育てる”必要があります。ここで中途半端に坂本と併用し、坂本の不振が続くようであれば、若手全体のモチベーションも低下してしまう。心を鬼にして、決断することもチームを前に進ませるためには、重要だと思います」(前述のスポーツライター)

 もちろん、それには中山がしっかりと結果を残すのが大前提。ベンチの期待に応えられるようなら、世代交代は一気に進むことになりそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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