「12人の投手が故障者リスト入り」スネル離脱のド軍投手陣を米老舗サイトも不安視 開幕早々での怪我人の多さに「ファンの間では既視感が漂っている」

2025年4月10日(木)16時10分 ココカラネクスト

スネル離脱の穴を埋める選手は現れるか(C)Getty Images

 ドジャースは現地時間4月6日(日本時間7日)、ブレイク・スネルが左肩の炎症のため、15日間の故障者リスト(IL)に登録したことを発表した。今季加入のスネルは、3月27日の米国本土初戦となったタイガース戦で移籍後初先発、初勝利を挙げるなど開幕から2試合に登板。4月8日のナショナルズ戦でも先発予定だったものの、IL入りとなったことで回避となった。

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 2度のサイ・ヤング賞や最多勝タイトルなど、高い実績を残しているスネルは昨年秋、ドジャースとの間で5年総額1億8200万ドルという契約を締結。ワールドシリーズ連覇への戦力として、加入発表当初より大きな期待が寄せられていた。現地メディアでは、現在の左肩の症状はそれほど酷いものではないと伝えられているものの、開幕早々での新加入左腕の離脱には、複雑な想いを抱くドジャースファンは多いはずだ。

 スポーツサイト『Sports Illustrated』では4月8日の特集記事の中でスネルのIL入りや、それに伴うチームの先発予定についても報じている。

 その中では、「MRI検査では構造的な損傷は見られなかったため、追加の医療処置は予定されていない」とスネルの現状を説明。月曜まで投球は行わず、休養し回復に専念すると伝えている他、デーブ・ロバーツ監督より復帰時期について明言はないものの、「今回のケースは最善のシナリオ」などと語ったというコメントも紹介している。

 同メディアは、「2025年シーズン、スネルは本来の数字を残せていないが、それには肩の不調が影響していたと考えられる。今季ここまでの9イニングで、被安打10、与四球8、奪三振はわずか4という内容だった」として、移籍後のパフォーマンスを振り返るとともに、「スネルは、昨季の投手陣の怪我の問題に対応するためにロサンゼルスに加入した。しかし現在、チームは12人の投手が故障者リスト入りしており、ファンの間では『またか』という既視感が漂っている」などと指摘する。

 また、スネルのIL入りを受けての、先発陣の登板予定にも言及。山本由伸、佐々木朗希の先発スケジュールも変更になったとしており、「ヨシノブ・ヤマモトは金曜日から始まるカブスとのシリーズ初戦にスライド登板、ロウキ・ササキは土曜日に登板予定となった」と記している。

 ドジャースは開幕から好スタートを切ったものの、スネルの離脱が発表され、フィリーズ、ナショナルズとのカードでは先発投手の不安定さが目立った。シーズンはまだ始まったばかりだが、はやくもチームとしての課題が浮かび上がってきているのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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