7位入賞のクアルタラロ「今日はここまでが精一杯」リンスには石が当たる災難も/第4戦カタールGP

2025年4月14日(月)21時2分 AUTOSPORT web


 4月13日、2025年MotoGP第4戦カタールGP MotoGPクラスの決勝がルサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは7位、アレックス・リンスは12位でフィニッシュした。



 土曜日の予選で3番手を獲得したクアルタラロは、まずまずの蹴り出しで順位をキープしたまま1コーナーにアプローチ。しかしアウト側からは抜群のスタートを決めたフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が迫り、さらに前方ではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)とアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が交錯したことで、クアルタラロは勢いを緩めることを強いられた。その結果、ポジションを3つ落として6番手で最初のコントロールラインを通過。翌周にはさらに2台にかわされ、集団に飲み込まれる形となった。


 混雑する集団のなかでクアルタラロは後ろから迫るフェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)やペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)らとバトルを展開。一時は9番手まで後退したが、ロングラップペナルティを消化するアレックス・マルケスの前に出て8番手に浮上。


 その5周後に再びアレックス・マルケスに抜き返されるが、クアルタラロもアコスタからポジションを奪い返して8番手を手に入れた。そのままアコスタを引き離したクアルタラロは終盤は単独走行で安定したラップを重ねてそのまま8位でフィニッシュした。


 リンスは3列目の9番グリッドから決勝に臨んだ。シグナルが消えると、1コーナーで前のマシンに並びかける好スタートを決めたが、オーバーテイクにはいたらず10番手で最初のラップを終えた。


 レース中盤、混戦の10位集団のなかにリンスはそのなかに飲み込まれ、14番手までポジションを落とした。それでも小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)やエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)との争いで力強いペースを見せ、残り5周で小椋の攻略に成功すると、ラストラップの最終セクターでブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)をかわし、13位でチェッカーを受けた。


 レース後、2位フィニッシュのマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)に16秒加算タイムペナルティが科されたため、順位が繰り上がってクアルタラロが7位、リンスが12位という最終結果となった。


ファビオ・クアルタラロ(決勝:7位)


「今回もまた、最初の数ラップでいい展開に持ち込むことができなかった。始めから大勢のライダーにブロックされてしまった」


「でも個人的にはタイヤが最後までもってくれたので、そこは評価したい。最大限の力を尽くしたし、今日はここまでが精一杯だった。次のレースに期待するよ」



ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2025MotoGP第4戦カタールGP 決勝

アレックス・リンス(決勝:12位)


「スタートは昨日より良かったが、依然として厳しい戦いだった。7周目のストレートの中間あたりで石が当たってしまい、痛くて仕方がなかったのでピットに戻ろうかと考えたくらいだった。でも結局、走り切り、最後まで全力を尽くした」


「小椋は自分の走りを続けていたが、僕はその後ろに引っかかってしまった。そして彼がミスをしたときに前へ出て、さらに最後からふたつ目のコーナーでビンダーもパスすることができた。13番手でフィニッシュし、マーベリック(ビニャーレス)にペナルティが課されて12位となった」



アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2025MotoGP第4戦カタールGP 決勝


ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2025MotoGP第4戦カタールGP 決勝


アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2025MotoGP第4戦カタールGP 決勝

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