渋野日向子の同級生 26歳生源寺龍憲がうれしいツアー初V「やっと勝てた」昨年V逸の悔しさ晴らす

2025年4月14日(月)4時0分 スポーツニッポン

 ◇男子ゴルフツアー東建ホームメイト・カップ最終日(2025年4月13日 三重県 東建多度CC名古屋(7069ヤード、パー71))

 今季開幕戦の最終ラウンドは悪天候のため中止となり、前日の第3ラウンドまでの54ホール競技に短縮され、通算17アンダーでプロ6年目の生源寺龍憲(26=フリー)がツアー初優勝を飾った。随所でアプローチがさえ、後続を突き放した。3打差の2位には米沢蓮(25=パルコホーム)が続いた。

 中止のアナウンスが流れ、悲願のツアー初優勝が決まった。生源寺はキャディー、トレーナーと喜び合った。「今日プレーしていないのであまり実感はないんですけど、やっと勝てた」と万感の思いがこみ上げてきた。

 昨季パーオン率2位を誇る安定したショットを武器に3日間でボギーは2つのみ。オフに練習を積んだショートゲームの成果が特に発揮されたのは第3ラウンドの9番。3打目のバンカーショットをピン約1メートルにまで寄せてパーセーブした。

 昨年のこの大会は同学年の金谷拓実に2打及ばず2位。金谷はその後、賞金王にまで上りつめた。「早く追いつきたい」と思う気持ちが原動力だった。金谷と同じように冬のオフ期間もアジアツアーを転戦し腕を磨いた。

 山口県出身で、米女子メジャー覇者の渋野日向子は岡山・作陽高の同級生。最高のスタートを切った26歳は「自分が進んでいる方向は正しいと自信を持てた。米ツアーにも挑戦したい」とさらなる飛躍を誓った。 (松岡 咲季)

 ◇生源寺 龍憲(しょうげんじ・たつのり)1998年(平10)5月15日生まれ、山口県山陽小野田市出身の26歳。父と練習場に行ったことをきっかけにゴルフを始める。岡山・作陽高—同大卒。20年に関西学生会長杯で優勝。20年のQTに参加してプロ転向。23年の下部ツアーでは歴代最多賞金額で賞金王。今大会の平均飛距離は298.84ヤード。名字は天台宗の開祖・最澄生誕の地といわれる滋賀県の生源寺が由来。書道7段。1メートル62、65キロ。

スポーツニッポン

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