武田一浩氏 カブス3連戦でわずか1安打の大谷翔平の変調指摘「引っ張る意識が強すぎて打球が上がらない」
2025年4月14日(月)11時34分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース2—4カブス(2025年4月13日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、本拠でのカブス戦に「1番・DH」で先発出場も5打数無安打で2戦ぶりに無安打。チームは逆転負けを喫し、記録的大敗を喫した前夜に続いて今季2度目の連敗となった。
ドジャースは2回にキケことE・ヘルナンデスが適時打を放って先制。今季の過去4安打が全て本塁打だったが、これが本塁打以外で初の安打となった。
先発右腕グラスノーは3回にカブスのクローアームストロングに右越えに同点ソロ。6回にはブッシュに2戦連発となる3号ソロを被弾し、安打はわずか3本ながら要所での本塁打で逆転を許した。
直後の6回の攻撃でマンシーが犠飛を放って同点としたが、7回に2番手右腕トライネンがクローアームストロングにこの日2本目の一発を浴びて再びリードを許した。8回には3番手左腕ベシアも適時打を許して失点し、リードが2点に広がった。
9回は右足首捻挫の影響で先発から外れたフリーマンが9回1死走者なしから代打で出場するも遊ゴロ。大谷が2死から一ゴロに倒れて最後の打者となった。
これでフィリーズ、ナショナルズ、カブスと3カード連続で負け越しとなった。
NHK—BSで解説を務めた武田一浩氏は、カブス3連戦でわずか1安打に終わった大谷の変調を指摘。7回の第4打席は、107.5マイル(約173.0キロ)の痛烈なライナーを放つも右飛に倒れた。この打席の後には「当たりはいいですけどね」としつつ「引っ張る意識が強すぎて打球が上がらない感じ。さっき(第3打席の)のセカンドゴロもそうですけど、レフトやセンターの方に打つ意識があれば打球が上がると思います」と解説した。
また、9回の第5打席で2球目のボール気味の外角シンカーを引っかけて一塁方向へのファウルにした場面にも注目。「今のファウルもそうですけど、昨日もああいうファウルが多かった。引っ張りに(いっている)。レフト方向に打つ意識がない感じがしますね」と分析していた。