【欧州CL】あれ、このアンセムは?...試合前に珍事もパリSG逃げ切り4強 アストンビラ猛追及ばず
2025年4月16日(水)9時5分 スポーツニッポン
◇欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦 アストンビラ(イングランド)3—2(2戦合計4—5)パリ・サンジェルマン(フランス)(2025年4月15日 英バーミンガム)
パリ・サンジェルマンは敵地でのアストンビラ戦に2—3で敗れたものの、2戦合計5—4で2季連続の4強入りを決めた。準決勝ではアーセナル(イングランド)—レアル・マドリード(スペイン)の勝者と対戦する。
試合前、アストンビラの本拠ビラ・パークにはおなじみの欧州CLアンセムではなく、欧州リーグのアンセムが流れた。整列した選手たちは一様に戸惑いの表情を浮かべ、中にはニヤニヤする選手も。握手が終わり選手がピッチへ散ると、ようやくCLのアンセムが流された。アストンビラはCL初出場で、欧州最高峰大会への出場は1982〜83年シーズンの「ヨーロピアンカップ」以来だった。
会場にはアストンビラのファンであるウィリアム皇太子も観戦に訪れたが、パリSGが前半27分までに、いずれもカウンターからDFハキミとDFメンデスが決めて2—0とリード。2戦合計5—1と大きなリードを奪った。。それでもアストンビラは同34分のMFティーレマンスのゴールで息を吹き返し、後半10分にMFマッギンが同点、同12分にはDFコンサが勝ち越し弾。合計でも4—5と1点差に迫った。
劣勢に立たされたパリSGはGKドンナルンマがスーパーセーブを連発。FWラッシュフォード、ティーレマンス、FWアセンシオのシュートを次々に止め、最後はDFパチョがDFマートセンのボレーシュートをゴールライン手前でブロックし、1点差を守り切った。DFマルキーニョスは「最終的には突破できると信じていた。しかし、これはCLだ。試合はいつも難しいものになる」とホッとした様子でコメント。「相手がアーセナルだろうとレアル・マドリードだろうと準決勝は厳しい戦いになる。でももちろん、このパリ・サンジェルマンが最後は優勝できると信じている」と話した。