C大阪はルヴァン杯3回戦へ 延長後半13分のDF奥田のミドル弾でJ2今治を下す

2025年4月16日(水)23時0分 スポーツニッポン

 ◇ルヴァン杯1次ラウンド2回戦 C大阪4—3今治(2025年4月16日 アシックス里山スタジアム)

 C大阪が何とか延長戦でJ2今治を振り切った。アーサー・パパス監督(45)は12日の鹿島戦から中3日となるカップ戦に先発を10人入れ替えて臨んだが、前半12分にMFヴィトール・ブエノ(30)、15分にFWジャルンサック・ウォンコーン(27)と立て続けにゴールして楽勝ムードが漂った。

 しかし、32分に左CKから失点すると、2分後にPKを与えて追いつかれてしまう。さらに後半早々の3分に左サイドからクロスを入れられて勝ち越しを許してしまった。全選手がペナルティーエリアに入って守る今治を崩せなかったが、後半35分にブエノが倒されて得たPKをMF香川真司(36)が冷静にGKが跳んだ逆の右に蹴り込んで追いついた。先発してキャプテンマークを巻いたベテランは「鹿島戦に勝って継続していく力があるのかと問われている」とチームの真価を見せるためにも勝利が必要だと延長に入っても交代することなく走り回った。

 延長後半13分、香川の労が報われた。左サイドのDF高橋仁胡(19)がペナルティーエリアに流れてきたMF北野颯太(20)にパスを出す。北野は中央にマイナス気味に折り返すと今治DFの対応が遅れた。交代出場していたDF奥田勇斗(23)がペナルティーエリア外側の中央からミドルシュートを叩き込み、C大阪が4—3と勝ち越した。

 奥田は「難しいゲームだったんですけど、最後は自分もすごい攻撃的なポジションを取っていて。いいところにボールがこぼれてきたので、あとはふかさないように撃つだけでした」と笑った。再び中3日で20日にホーム・ヨドコウでFC東京戦を控えるだけに、奥田や北野、FWルーカス・フェルナンデス(30)、FWラファエル・ハットン(29)、FW中島元彦(25)は休ませたいところだったが、途中出場させて勝利をもぎ取った。ハードワークがC大阪の根幹にあるだけに、次戦の不安材料になりかねない。

スポーツニッポン

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