今永昇太 勝ち負け付かずも5回1失点の好投!本拠11戦無敗パ軍の快進撃止めた 指揮官「ワンダフル」
2025年4月16日(水)13時49分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ カブス2—1パドレス(2025年4月15日 サンディエゴ)
カブスの今永昇太投手(31)が、15日(日本時間16日)、敵地でのパドレス戦に先発登板。現在5連勝中の好調打線を相手に5回を4安打1失点7奪三振と試合をつくった。味方が6回に同点に追いついたため、今永に勝ち負けは付かなかった。チームは延長10回に松井裕樹投手(29)を打ち崩し、2—1で競り勝った。
試合後、クレイグ・カウンセル監督は「昇太はワンダフルだった。パドレスは彼を苦しめ、多くの球を投げて疲弊させようとしたが、彼は素晴らしかった」と絶賛した。
3回は2四球と安打で1死満塁のピンチ。それでもマチャドを空振り三振、ボガーツを一邪飛に抑えてマウンド上で吠えた。4回も2安打を許して1死二、三塁のピンチを招いたが、ヘイワード、マルドナドを連続三振に抑えて好調パドレス打線の先制点を与えなかった。
5回2死走者なしからは3番マチャドの打席で右翼タッカー、三塁ワークマンがそれぞれファウルフライを落球して2失策が記録される不運もあった。その後カウント2—2から甘く入った速球を捉えられて痛恨の先制ソロを許した。
それでも味方打線が6回無死一、三塁からクローアームストロングがセーフティースクイズ(記録は一塁失策)を決めてすぐさま同点に追いついた。チームはタイブレークの延長10回無死二塁からホーナーが決勝の適時三塁打を放った。
この日は黒人初のメジャーリーガーの功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」で全球団の選手が背番号42を着用してプレー。今永はメジャー1年目の昨季は登板はなく、2年目で初の「ジャッキー・ロビンソン・デー」の登板となった。
前回登板の10日のレンジャーズ戦は5回7安打5失点の乱調で今季初黒星を喫した。現在5連勝中のパドレス相手の登板は今季2度目。ここまで14勝3敗で激戦のナ・リーグ西地区首位を快走し、勝率.824は両リーグで断トツだ。今永は今月4日に7回1/3を4安打1失点で2勝目を挙げている。