トヨタ自動車・小畑尋規 今季は「5番・DH」としてチームに貢献 決勝T進出かけ、あす17日西部ガス戦

2025年4月16日(水)18時21分 スポーツニッポン

 昨秋の日本選手権覇者・トヨタ自動車は、JABA岡山大会の決勝トーナメント進出をかけ、あす17日に西部ガス戦(倉敷市営)に臨む。ここまでの予選リーグ2試合に連勝し、計14得点。強力打線の「5番・DH」を任されているのが、入社8年目を迎えた小畑尋規捕手(29)だ。2試合で9打数3安打2打点の打率・333。14日のツネイシ戦では、決勝打を放った。

 「真っすぐがいいピッチャーだったので、いつも通り、右方向を意識して。雨が降っていて立ち上がりが難しい中、先制されましたが、その裏、すぐに逆転できたのは良かった。チームとしても大会の1試合目を大事にしようという中で勝てたのは良かったです」

 1点を追う初回2死一、二塁、カウント1—2からの5球目だった。真ん中やや高めの真っすぐを狙い通りにはじき返すと、大飛球は右中間を破る2点二塁打。先制された直後に逆転し主導権を奪うと、その後も攻撃の手を緩めず、7—5で逃げ切った。

 「オフからの取り組みの成果が出せたと思います」

 今オフは苦手としてきた高めの直球を克服することに注力してきた。昨年までは空振りするケースが多かったため、小河諒打撃コーチがドリルを提案。約70センチ程度の少年野球用のバットを用い、高めの直球をライナー性で打ち返す練習を繰り返した。ツネイシ戦の逆転2点二塁打は、その高めの直球。地道な努力が実を結びつつある。

 「チームとしてやるべきことは変わらない。守りからリズムをつかんで、打線は5点以上を取る。個人的には自分のバッティングは変えずに、チームのためになる一本を出したいと思います」

 JABA静岡大会では準優勝に終わったが、藤原航平監督が掲げる「現状維持は退化」という考えの下、チームは着実に進化している。その新たな象徴が「5番・小畑」。昨年の日本選手権では代打の切り札として優勝に貢献したが、新天地でも負けない輝きを放っている。

スポーツニッポン

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