巨人・大城卓三が劇的決勝弾! 0―0の8回に吉川が死球受け、もん絶 同じ156キロを右中間席中段へ
2025年4月23日(水)21時21分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人2—0中日(2025年4月23日 東京D)
巨人は中日との接戦を一塁手として出場した大城卓三捕手(32)の劇的な一発で制して2連勝。今月4日以来19日ぶりの貯金3に戻した。中日戦はこれで4連勝。今季の対戦成績を4勝1敗としている。
0—0のまま迎えた8回にドラマが待っていた。
中日のマウンドはこの回から5番手右腕・マルテ。だが、先頭の3番・吉川が156キロ直球を背中に当てられ、もん絶。グラウンドに両手をついて動けなくなった。
打撃好調の3番が離脱となれば今後にも関わる大問題。顔をゆがめる吉川のもとには亀井打撃コーチやトレーナーがすぐさま駆け付け、吉川はベンチ裏で治療を受けた。
スタンドから繰り返されるG党の尚輝コール。状態が心配されたが、無事にプレー続行。4番・岡本の三ゴロで走者が入れ替わった1死一塁の場面で打席に入った5番・大城卓がマルテの156キロ直球を叩いて右中間スタンド中段へ叩き込むと、スタンドは歓喜に沸いた。
大城卓は前日22日の同戦で相手先発左腕・マラーから今季1号を放っており、2戦連発の2号2ランが劇的な決勝弾。9回は昨季まで中日に在籍していた新守護神・マルティネスが走者を出しながらも無失点で守り切った。
巨人は開幕から3戦3勝だった先発右腕・山崎が開幕28イニング連続無失点の球団タイ記録を樹立。100球を超えたことで5回5安打無失点のまま降板した。
打線は相手先発右腕・柳を捉えきれず、柳も5回2安打無失点で降板。0—0のまま終盤を迎えていた。
なお、8回に4番手として登板し、1回1安打無失点だった大勢が2024年7月12日のDeNA戦(東京D)以来285日ぶりとなる今季初勝利をマークしている。