鹿島、岡山戦での“ルカオ包囲網”は…鬼木監督「CBが誰の力も借りずに戦ってほしい」CBコンビの戦闘力に託す
2025年4月18日(金)18時21分 スポーツ報知
全体練習後も、若手選手による自主練習を主導した鬼木達監督(左から2番目)
鹿島は18日、連敗阻止を期するアウェー岡山戦(20日・JFEス)に向けて、茨城・鹿嶋市内で非公開トレーニングを行った。
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岡山は昇格1年目ながら、ここまで4位と好調を維持している。岡山にとって鹿島戦は、3連勝を狙う一戦となっている。
鹿島は1月に宮崎で行われたトレーニングマッチで岡山と対戦し、3—4で敗戦。両チームともに主力が出場した1本目は0—3のスコアで散々な出来となり、岡山の191cm91kgの巨漢FWルカオの対応に苦慮した。
鬼木達監督はスピードとパワーを兼ね備えるルカオについて「トレーニングマッチで対戦した時よりも、よくなっている印象がある。試合を重ねて自信をつけている印象です」とコメント。一方で規格外FWへの警戒心を高めながらも、複数人でターゲットを封じ込める“ルカオ包囲網”を敷くことには否定的な考えを示し「どれだけ(ルカオに)引っ張られずに、ラインをコンパクトにできるか。そういうところが勝負になるかな」と展望した。FW江坂任の名前も出しながら、ルカオの対応に人数をかけることで、他の相手選手が空いてしまう状況を危惧した。
「そういう意味でいくと、やっぱりセンターバック(CB)がしっかりと戦ってほしい。CBが誰の力も借りずに戦えれば、それ以上はない」。植田直通、関川郁万の2枚の先発が見込まれるセンターバックコンビの“戦闘力”に期待を寄せた。