那須川天心が6・8有明アリーナで世界前哨戦「今回ものろしあげたい」 WBA6位サンティリャンと
2025年4月18日(金)11時0分 スポーツ報知
世界前哨戦に挑むことを発表する那須川天心(カメラ・佐々木 清勝)
◆プロボクシング バンタム級10回戦 那須川天心—ビクトル・サンティリャン(6月8日、東京・有明コロシアム)
プロボクシングのWBC世界バンタム級1位、WBA&WBO同級2位、IBF同級4位の那須川天心(26)=帝拳=が18日、都内で会見し、6月8日に東京・有明コロシアムで世界前哨戦に臨むことを発表した。バンタム級10回戦で、WBA6位ビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ=と対戦する。
戦績は天心が6戦全勝(2KO)、サンティリャンが15戦14勝(5KO)1敗。
記者会見では「前回、モロニー選手と戦って自分の実力は世界に通用するということが、自分自身も見ている人も分かったと思う。今回の相手は自分の中でも初めてのサウスポー。ボクシング始めて2年でこの立場に来られた、周りの環境に恵まれているなと思う。ここからが勝負。次の試合と、今年どうなるか、本当にたくさん、たのしみなことがあると思うので、今回の試合でものろしをあげたいなと思います」と話した。
天心は2月24日、東京・有明アリーナで行われた53・9キロ契約10回戦で、前WBO世界同級王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)に3—0判定勝ちして以来の試合。今月17日にWBOアジアパシフィック・バンタム級王座の返上を発表している。
サンティリャンは身長167センチの左ボクサーファイター。23年6月のWBA世界バンタム級挑戦者決定戦で石田匠(井岡)に1—2判定で敗れている。24年6月にアルフリー・ラミレス(ドミニカ)に判定勝ちして以来の試合となる。
天心は3日から7日間、同ジムの日本同級王者・増田陸、WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者・村田昴、日本ミニマム級王者・松本流星、3月にプロデビューした坪井智也とともに千葉・成田市でトレーニング・キャンプを行い下半身を強化。「今年は自分の中でもかなり大勝負の年になります」と話していた。