トヨタ自動車が岡山大会V 増居がMVP「継続してレベルアップしようと...」選手権連覇へ出場権獲得
2025年4月18日(金)21時45分 スポーツニッポン
◇社会人野球JABA岡山大会決勝 トヨタ自動車—4—0JFE西日本(2025年4月18日 マスカットスタジアム)
社会人野球JABA岡山大会の決勝が18日に行われ、トヨタ自動車がJFE西日本を4—0で下し、8大会ぶり2度目の優勝を飾った。同社は、21大会連続24度目となる日本選手権の出場権を得た。
最優秀選手賞(MVP)は、同日に行われた三菱重工Westとの準決勝を7回5安打1失点に抑えた増居翔太投手(24)、首位打者賞は打率・438の熊田任洋内野手(24)が獲得した。
増居は、準決勝で4—0の6回に被弾したソロが唯一の失点と持ち前の安定感を発揮した。1与四球と制球力を生かして凡打を築き、打線の猛攻を促した。
「絶好調というわけではなかったですけど、捕手のリードもあり、何とかカギとなる打者を抑えられてよかったです。ある程度、打者を見ながら投げられているのは今年のいい部分かなと思います」
今大会は14日のツネイシ戦を5回2失点に抑え、登板2試合で12回3失点(防御率2・25)と優勝に貢献。「今年は、波があったとしても、試合を崩すことなく投げられていることが収穫だと思う」と手応えを口にした。
昨年の選手権大会では2試合連続完封勝利を挙げるなど優勝に貢献し、最高殊勲選手にも選出された。「一大会だけ結果を残した選手は、過去にもいたのだと思う。継続してレベルアップしようと思い、冬の間に取り組んできました」。そして昨秋に見せた安定感は今年も変わらず、主戦投手の役割を全うしてチームを波に乗せた。
6月からは東海地区の都市対抗2次予選が始まる。「静岡と岡山大会が終わり、ひとまず、ほっとした気持ちでいます。だけど、ここから都市対抗予選に向かって、できることはたくさんあると思う。もう一度、頭を整理してやるべきことを潰していきたいです」と早くも先を見据えた。