【巨人】若林楽人の値千金適時二塁打で逆転勝ち…21年ぶりのヤクルト戦開幕5連勝、岡本和真は単独トップ6号
2025年4月19日(土)21時59分 スポーツ報知
8回1死、左越えソロ本塁打を放った甲斐拓也(右)をタッチで迎える阿部慎之助監督(左から三人目=カメラ・中島 傑)
◆JERA セ・リーグ ヤクルト4—6巨人(19日・神宮)
巨人が7回に飛び出した若林楽人外野手の逆転適時二塁打で快勝。21年ぶりとなるヤクルト戦開幕5連勝を飾り、貯金を2とした。
5回までは劣勢だった。
2勝目を目指し先発の石川達也投手が2回、先頭のオスナにストレートを捉えられ左中間スタンドへの先制弾を浴びた。さらに投手の山野にも適時二塁打を浴び、2点の先制を許した。
開幕カードでプロ初勝利を挙げるなど、ここまで3度先発して防御率1・20と好投の石川だったが、4回79球を投げ2失点で降板。2勝目は逃した。
5回から登板の船迫大雅投手も先頭のサンタナに二塁打を浴びると、犠打で1死三塁に。2死後、長岡を申告敬遠。続く山田に中前適時打を浴び3点目を奪われた。
5回までゼロ行進。先発・山野の前にチャンスこそつくるもののあと1本が出なかった打線が目覚めたのが6回だった。
先頭の泉口友汰内野手が四球を選ぶと2死後、岡本和真内野手が山野のストレートを捉え、左翼スタンドに6号ツーラン。主砲の本塁打ランキング単独トップ、打点16も広島・末包に並ぶトップに立つ一発で1点差に追い上げた。
7回もヤクルト二番手・木沢を攻める。2死後、中山礼都内野手と泉口内野手の連打で2死一二塁とすると、若林楽人外野手が左翼に強烈な打球を放つ。一旦はサンタナが捕球したかに見えたが落球し、審判の判定は2点逆転打も高津監督がリクエスト。協議の結果、適時打と認められて一気に逆転した。
8回には打撃好調の甲斐拓也捕手がヤクルト三番手のバウマンから2号ソロを左翼スタンド中段にたたき込んだ。9回には若林の猛打賞となる左前打などでつくったチャンスに吉川尚輝内野手の左前適時打で6点目を加えた。
投手リレーも決まった。
6回は三番手・中川皓太投手、7回は四番手・田中瑛斗投手が三者凡退に抑えると、8回、大勢が代打・西川の右越え適時二塁打で一時1点差に迫られる場面もあったが、9回は守護神、ライデル・マルティネスが走者を出しながらも無失点投球で逃げ切り、2004年の6連勝以来となる、21年ぶりのヤクルト戦開幕5連勝とした。