J1清水 MF宇野禅斗が町田時代の恩師に「成長した姿を見せたい」…金明輝監督率いる首位・福岡と20日ホームで対戦
2025年4月19日(土)5時40分 スポーツ報知
ピッチをジョギングする清水・宇野(前列中央、カメラ・武藤 瑞基)
J1清水エスパルスは18日、ホームで迎える首位・福岡戦(20日)に向け、三保で調整した。町田所属時に師事した金明輝監督(43)との対戦を迎えるMF宇野禅斗(21)は「成長した姿を見せたい」と宣言した。
町田ではヘッドコーチと選手の間柄だった。「好きな監督の一人。尊敬しているし、サッカー観を学ばせてもらった」と振り返る。「サイドチェンジや展開力が必要、と口酸っぱく言われてきた。そこは清水に来てやれている部分だと思う」と自信を見せた。
前節の横浜M戦(3〇2)では本職のボランチで先発し、故障者が出ているチーム事情から後半は右サイドバック(SB)でプレー。ほぼ未経験ながら、足がつるほど走って逆転勝ちに貢献した。「SBの気持ちが分かった。これからも選択肢の一つにできるように、試合で使える水準にしていきたい」。秋葉忠宏監督(49)も「(複数ポジションをこなせる)ポリバレントは助かると改めて感じた。頼もしい」と有事の際に切り札となる新オプションに期待を込めた。
首位をたたけば2月以来の連勝となる。「勝ちを達成して(公式戦8連戦を)終わりたい」と宇野。自慢の守備力で中盤を制圧し、恩師の前で勝ちどきを上げる。(武藤 瑞基)
〇…前々節の川崎戦でキャリア初のレッドカードを受け、前節の横浜M戦は出場停止となったDF北爪健吾が2試合ぶりに復帰する。「(連戦の中)自分が一番疲れていない。そこはプレーで表現できれば」と誰よりも泥くさく走る構えだ。横浜M戦では宇野がSBを務めるなどスクランブル体制が敷かれた。「学ぶべきものを見せてくれた。自分は本職だからこそ、違いを見せたい」と誓った。