巨人・若林楽人「体重がだいぶ減っちゃってた」スタメンで活躍する難しさ、重圧の中「何とか食らいつき...」
2025年4月19日(土)23時13分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人6—4ヤクルト(2025年4月19日 神宮)
巨人が珍しい逆転劇で連勝を決めた。2—3の7回2死一、二塁で若林楽人外野手(27)が放った左翼への飛球を、左翼手・サンタナが捕球したかに見えたが、プレーの途中でグラブからボールがこぼれ、その間に2者が生還し逆転した。これでヤクルトに開幕5戦全勝。貯金を2とし2位に浮上した。
猛打賞の活躍でチームを勝利に導いた若林は「あまり良くない時も使ってもらってて、出続けながらやる難しさも感じながら、出続けている人たちにこういう場合はどうするかを積極的に聞いてやっている感じです」と充実感を漂わせた。
前日までは2試合連続でマルチ安打。泉口との連打が目立つことを指摘されると「結果として、はい。でもこの2試合だけで終わったら駄目だと思うので、最低限の仕事はやりたいと思います」と現状に満足せず。粘った末の安打も多いが「何とか食らいつきながらバットを短く持って打って…何とか打てていると思います」と冷静に自分自身を分析した。
まだ19試合を終えたばかり。スタメンで活躍する難しさや体力面での厳しさを感じる日々。巨人でプレーする重圧もある。「体重をあまり減らさない。ちょっとストレスとかで体重がだいぶ減っちゃってたんで。もう吐きそうになりながら飯食って、今頑張ってます」。チームにいい風を吹き込んでいる27歳は、自分自身とも闘い続けながら一戦一戦、勝利のために全力を出し切るつもりだ。