角田裕毅、サウジGP予選8位もマシン挙動に困惑 フェルスタッペンとの比較では余裕も「まだ3戦目だ」

2025年4月20日(日)18時30分 ココカラネクスト

角田はじゃじゃ馬マシンを操ることに苦心しているようだ(C)Getty Images

 F1第5戦サウジアラビアGPの予選が現地時間4月19日(日本時間20日)に行われた。レッドブルの角田裕毅は8番グリッドを獲得。チーム移籍以降での3レースの中で最高位からのスタートとなった。

【動画】曲がり切れずにマシンが大破 危ない角田裕毅のクラッシュシーン

 前回のバーレーンGPに続いての進出となったQ3で角田は、他車のクラッシュによる赤旗中断の影響によりアタックが1回にとどまった。その状況下でも8番手のタイムを残し、バーレーンGPよりも一つ上のポジションからのスタートに。ジェッダでは初日のフリー走行で角田自身もクラッシュするなどトラブルに見舞われながら、予選で好位置につけた。

 だが、決勝を前にした角田は、予選でのパフォーマンスやマシンの挙動について、“困惑”した様子の言葉が発せられている。

 英メディア『AUTO SPORT』が予選終了後での角田のトピックを配信。その中で同メディアは、リアム・ローソンに代わり日本GPから角田レッドブル入りを果たし今回が3戦目であると説きながら、「VCARB 02(レーシング・ブルズのマシン)は比較的スムーズに扱えるクルマだったと感じていたツノダだが、ジェッダの予選後にはRB21の難しさを改めて強調した」と指摘。その上で、Q3を終えた時点での角田が語った、マシンについてのコメントを紹介している。

「ターン4で大きなスナップ(※急な挙動変化)が起きた。もっとプッシュしようとすると、この予測できないスナップが何度も起こってしまう。限界に到達するのが本当に難しい」

 予選での自らの走りをそのように分析する角田は、さらに、「レーシング・ブルズのマシンでは最後の数秒、あるいは数ミリ秒まで絞り出すことができたけど、今は限界を見つけるのが難しいので本当にイライラしている」と心境を吐露。

 また、チームメイトであり、ジェッダのポールシッターとなったマックス・フェルスタッペンと自身を比較しており、「(フェルスタッペンと比べて)苦戦しているとは思っていない。まだ3戦目でもあるので」と述べた上で、「でも、今のところ本当に予測がつかない。あのスナップがなぜ起きたのか、まだ分かっていない」などと、胸中を明かしている。

 他にも角田は、「路面が良くなるにつれて悪くなっていってしまった。そこが難しいところ」などと、ドライビングの複雑さも強調している。マシンの感触を掴み切れない中で迎える決勝ではどんな走りをみせるのか。今回はこれまで以上に、期待とともに大きな不安が隣り合わせとなる中でのレースとなるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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