パリ五輪3冠の岡慎之助は新旧五輪王者対決に敗れ2位 「すごい緊張感で久々に楽しめた」初優勝を逃すも充実感

2025年4月20日(日)16時24分 スポーツ報知

閉会式後に笑顔を見せる橋本大輝と岡慎之助(右、カメラ・岡野 将大)

◆体操 全日本個人総合選手権 第4日(20日、高崎アリーナ)

 体操の世界選手権(10月、インドネシア・ジャカルタ)代表2次選考を兼ねる大会の男子の決勝を行い、昨夏のパリ五輪体操男子で団体総合、個人総合、種目別鉄棒の3冠を達成した岡慎之助(徳洲会)は、合計169・095点で21年東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)との新旧五輪王者対決に敗れ、初優勝を逃した。

 予選でライバル橋本に0・633点差をつけて決勝をスタート。1種目目の床で0・1さらに広げたが、徐々に点差を詰められ、4種目目の跳馬で逆転された。ただ、ここで終わらない。得意の平行棒で着地をしっかり決めると14・666点でプレッシャーをかけ再逆転。0・677点差で迎えた床は、直前の橋本が15・033点の高得点をたたき出してプレッシャーをかけてきた。「無心で挑んだ」と話した最終種目でG難度「リューキン」(伸身トカチェフ1回ひねり」を決めるなどしたが、得点を伸ばせず再度、逆転されタイトルを逃した。「悔しいです。でも、久々に試合を楽しめた。緊張感もありながらできたことがすごい楽しかった。(5月の)NHK杯で今日、出たミスをもう1回つぶして出直そうかなと思う」と振り返った。

 世界選手権代表枠は、男子は最大6。全日本選手権の予選、決勝の平均得点を持ち点に争う5月のNHK杯で個人総合2枠を決定する。種目別枠は、全日本とNHK杯の得点から各種目の最上位者を代表候補に選び、7月までの国際大会を対象に日本協会が作成する世界ランキング1位の得点とを比較し、最大4人に絞る。

スポーツ報知

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