【フローラS展望】G3連続3着エストゥペンダ 重賞初Vで樫へ
2025年4月20日(日)21時4分 スポーツニッポン
春の東京開幕週の日曜はオークストライアル「第60回フローラS」(G2、芝2000メートル)がメイン。上位2頭に、オークス(5月25日、東京)の優先出走権が与えられる。
フローラSの主役は重賞で好走中のエストゥペンダだ。強靱(きょうじん)な瞬発力を生かし、フェアリーS→クイーンCで連続3着。中でも前走は優勝馬エンブロイダリーが次の桜花賞を勝ち、2着マピュースが桜花賞4着というハイレベルな一戦だった。血統的に距離延長は問題なく、重賞初Vのチャンス到来だ。
フラワーC3着のゴーソーファーは既に2000メートルで勝利しているのが強み。東京コースは初めてになるが、持続した脚が使えるので長い直線は最適とみる。ブラックルビーは7カ月半ぶりの前走を快勝し、無傷2連勝中。体は大きくないが、センスの高さは光る。
君子蘭賞を逃げ切ったルクスジニアは開幕週向きの先行力の持ち主。中山未勝利戦を快勝したロジャリーマインは16年宝塚記念などG1を2勝しているマリアライトが母という良血馬。2戦続けて2000メートルを使っており、距離適性の高さも魅力だ。エルフィンS2着のグローリーリンク、休養を挟んで2連勝中のヴァルキリーバースも上位の一角を担う。