横浜FM、ACLE決戦の地サウジへ…J1最下位の苦境下で喜田主将「どんな形でも勝ち進む」

2025年4月21日(月)20時34分 スポーツ報知

成田空港で取材に応じた横浜Mの喜田主将(カメラ・後藤 亮太)

 横浜FMの主将MF喜田拓也が21日、強い覚悟を胸に決戦の地へ出国した。 

 サウジアラビアで集中開催されるACLE準々決勝以降(4月25〜5月3日)の戦いに向け、成田空港で川崎のメンバーらとともにチャーター機に搭乗した。前大会準優勝に終わり、悲願のアジア王者を目指す戦いに向け、取材に応じた喜田は「リーグ戦も勝てていないですし、順位も最下位なので、厳しい状況だとは思います。でもそんな気持ちをサウジアラビアに持っていくつもりは一切ないです。そもそもこの大会は毎年出られるような大会でもないですし、出場権を獲得するにあたっても、本当に苦しい思いをして勝ち取らないといけないし、勝ち上がるにしても、長い期間、色んな選手、スタッフ、クラブの人たちが関わって、勝ち進まないといけない大会。このタイトルはクラブの悲願。うじうじ気にしていくつもりはないですし、その強いマリノスへの思い、クラブへの気持ちをみんなが持って乗り込みたい」と決意を示した。

 リーグ戦では前日の浦和戦に1—3で敗れ、3連敗&7戦未勝利。開幕12試合わずか1勝(5分け6敗)で、2002年第2ステージ3節以来、1ステージ制ではクラブ史上初の単独最下位の屈辱を味わった。ただ、アジアの戦いは別物でもある。C・ロナウド(40)が在籍するアルナスル(サウジアラビア)と激突する26日(日本時間27日)の準々決勝に向けて、「目の前の1試合に全てを懸けて挑むべきだと思いますし、相手の実績、経験値、もしかしたら能力もかなわない可能性もある。ただ、そういうチームが必ず勝つわけではないのが、サッカーのおもしろさであり、難しさ。逆に僕らは戦いやすい側面もあると思うので。そういう開き直りもありますし、恐れるものはないと思っているので。必ず勝ちたいと思っている。どんな形でも勝ち進む、その覚悟は必要だと思うので、それはチームみんなで意識して臨みたい」と引き締めした。

 今回はJリーグがチャーター機を用意し、クラブとしても、日本代表の遠征などにも帯同するシェフの西芳照さんが現地で食事面のサポートを行うなど、バックアップ体制も整えられている。「本当にありがたいの一言です。気持ちも感じますし、そういうバックアップはあって当たり前ではないので。感謝をして、気持ちを感じて。今の状況は関係なしと言ってもいいと思うので。別物と捉えていいと思う。Jリーグ捨てたもんじゃないなと感じていただけるような、日本って素晴らしいなというところは日本の代表として見せたい姿」と喜田。アジア王者として、再び日本へ戻ってくる。

スポーツ報知

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