横浜FM暫定指揮のキスノーボ・ヘッドコーチ「ボールを握る時間はたくさんのところであった」3連敗で最下位転落も戦いを評価

2025年4月20日(日)22時25分 スポーツ報知

後半43分、ダメ押し弾を許し渋い表情を見せる横浜FM暫定指揮官のパトリック・キスノーボヘッドコーチ(カメラ・山崎 賢人)

◆明治安田J1リーグ▽第11節 浦和3—1横浜FM(20日・埼玉スタジアム)

 横浜FMが敵地で浦和に1—3で敗れ、1ステージ制ではクラブ史上初の単独最下位に転落した。

 18日にスティーブ・ホーランド監督の電撃解任が発表され、この日の試合はヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮。前半アディショナルタイム(AT)8分に浦和のマテウスサビオに直接FKを決められると、後半1分にはDF諏訪間が自陣ゴール前でまさかのクリアミスで2点目を献上。後半14分にMF山根が右足シュートを押し込んで1点を返したが、後半38分にはFW植中がゴール前でフリーの決定機を外すと、直後にはセットプレーの流れからの失点。1—3で破れ、これで3連敗&7戦未勝利。開幕12試合わずか1勝(5分け6敗)で、2002年第2ステージ3節以来、1ステージ制ではクラブ史上初の単独最下位の屈辱を味わった。

 それでも、キスノーボ・ヘッドコーチは「ボールを握る時間はたくさんのところであったかなと思います。2失点した後のリアクションも、選手たちはそこからじれることなく、やってくれたなと思います。セットプレーの2次攻撃のところで防ぎきることが出来なかったですが、全体的に見た中でも選手たちはやろうという意識の中で表現してくれた」と評価した。

 18日の解任発表から急ピッチで試合を迎えたが、前線からのハイプレスや自陣から敵陣に押し込む場面も多く作った事実もある。試合前と試合後に選手に伝えたメッセージを聞かれると「前からのプレスの強度の部分を上げていこうと選手たちには言いました。そして、ボールを握った時に怖がらずにもっとプレーをしようよと。終わった後には、『後半、誇りに思うようなプレーがみんな出来たんじゃないか』と言いました。何週間か、自分たちが受け身になるような感じが見られた中で、選手たちがボールを握り、怖がらずに前の方向に持っていった、そういう所はしっかり見えた後半だったし、そういう部分は誇りに思っていいぞと伝えた」。敗戦の中で手にした収穫を、26日(日本時間27日)にサウジアラビアで開催されるACLE準々決勝アルナスル(サウジアラビア)戦の大一番につなげる。

スポーツ報知

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