横浜FM、ホーランド監督の電撃解任に西野努SD「責任者として一つの失敗と認めざるをえない状況」

2025年4月19日(土)11時38分 スポーツ報知

会見した横浜FM中山社長と西野スポーティングダイレクター(カメラ・後藤 亮太)

 J1横浜FMの中山代表取締役社長と西野努スポーティングダイレクター(SD)が19日、神奈川・横須賀市内で記者会見を行った。

 18日にリーグ戦11試合で1勝5分け5敗で降格圏の18位と低迷していたため、スティーブ・ホーランド監督の電撃解任を発表したが、一夜明けての会見の冒頭で西野SDは「このような形で皆さんに残念な報告をすることになったのは、本当に私自身も残念に思っています。監督を選任する責任者として、今年最初のプロジェクトの一つの失敗という風なことを認めざるをえない状況ですし、この失敗をどう次につなげていくかが大事だと思っている」と話した。

 解任に至った理由については「いつかある理由の中で、もちろん勝ち点を重ねられなかったことは大きな要因だと思っています。新しい監督が来て、異文化の背景を持つ選手たちを一つにまとめるのはある程度時間がかかると想定していましたが、このクラブはそういうたくさんの時間を与えられるクラブではないことも理解しながら。時間を稼ぐには、目の前の勝ち点も必ず必要であって、その勝ち点を拾いながら、そして、チームを熟成させながらというアイデアでおりましたが、勝ち点だけではありませんが、チームが志向する方向に成長していっているか、関わっている皆さんが選手も含めて、アタッキングフットボールを志向しながら成長している実感を持てているか、そういった部分も非常に大事。それをリードする監督の言葉が選手の心に響いているかは合わせて頭の中にあり、チームを見続けていました。今年に入ってわずか3か月で、解任しないといけない事象になったことは一つの失敗として受け止めて、この課題をどう次につなげていくか、成長の糧に出来るかが一番大事だと思っている。それはチームにも伝えている」と説明した。

 横浜FMは昨年も7月中旬にキューウェル監督を解任しており、2季連続での監督交代となる。中山社長は「状況は去年と今年で同じではないですけど、結果として2年連続で解任という事実については、クラブとしても私自身も深く受け止めています。一方で、我々が目指している姿、サッカーはありますので、引き続き西野さんと向かっていきたいという気持ちでいます」と話した。

 18日の練習からヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮を執り、まずはACLE前最後の試合となる20日の敵地・浦和戦で勝利を目指す。

スポーツ報知

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