パパ大谷を3打席無安打のきりきり舞い レンジャーズ右腕「私たちにはプランがある」防御率は0.68
2025年4月21日(月)7時53分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース1−0レンジャーズ(2025年4月20日 アーリントン)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、敵地でのレンジャーズ戦に「1番・DH」で先発出場。産休明け初戦で3打数無安打と「パパ1号」はお預けとなったが、決勝点につなげる四球を選び、チームの勝利に貢献した。
ドジャース辛勝となった要因は、相手先発のタイラー・マーレ投手だ。今季3勝0敗、防御率0.92という難敵。特に左打者に対しては、試合前時点で28打数2安打、打率.071だった。その右腕に対し、大谷は初回の第1打席は外角のスプリットに手を伸ばしたが二ゴロ。3回は高めの速球にカウントを整えられ、最後はスプリットで空振り三振。5回は真ん中低めの球に中飛に倒れた。
内角高めの直球や、外角に沈むスプリットの対角線をいかし、世界一ド軍打線を7回2安打無失点に抑え、防御率を0.68まで良化させた。
「大谷、ベッツ、フリーマンとの対戦で心掛けたこと」を聞かれた右腕は「とにかくいい球を投げることだ。私たちにはプランがある。誰が打席に立っていても、できるのは自分の仕事をやることだけだ」ときっぱり。
そのうえで「もちろんいい投球をしても打たれてしまうこともあるが、打者は打ち、野手がいないところに飛ばさないといけない。このチームは守備陣もしっかりしているので、いい球を投げさえすればこちらにアドバンテージはあるんだ」と味方守備陣にも感謝しつつ、好投の手ごたえを口にしていた。