【巨人】井上温大が8回1失点で2勝目 自己新14Kの快投 岡本和真は7号2ランなど4打点で貢献
2025年4月22日(火)20時57分 スポーツ報知
14奪三振で2勝目を挙げた先発・井上温大(カメラ・今成 良輔)
◆JERA セ・リーグ 巨人8—1中日(22日・東京ドーム)
巨人が中日に快勝し、東京ドームでの中日戦6連勝となった。先発・井上温大投手は8回を投げ3安打1失点、これまでの自己最多を5つ上回る14奪三振で今季2勝目を挙げた。打線は岡本和真内野手の7号2ランでの4打点などで得点を重ねた。
井上は初回、先頭の岡林勇希外野手に初球を左前打され、2死から細川成也外野手の右前打で一、三塁とされたが、後続を抑え無失点。打線はこの回、泉口友汰内野手、若林楽人外野手が連続で四球を選んで無死一、二塁。吉川尚輝内野手の一ゴロで1死二、三塁とチャンスを広げると、岡本が中前にはじき返し、2点を先制。
3回は1死から吉川が四球で出塁。岡本はファウルで粘ったフルカウントから、マラー投手の高めの球を左翼スタンドに打った瞬間にわかる7号2ラン本塁打。さらに、5番に入る大城卓三捕手が右翼席に1号ソロアーチをたたき込み、3点を追加しリードを5点目を奪った。
井上は2回、3回、4回といずれも3者凡退。5回には、この日36歳の誕生日を迎えた中田翔内野手に左中間スタンドに2号ソロを浴び1点を返された。しかし、6回に岡林、山本泰寛内野手を連続で空振り三振に打ち取り、2024年8月10日、9月27日(ともに中日戦)に並ぶ自己最多タイの9個目の三振をマークした。
巨人が6回に貴重な追加点を奪った。先頭で中前打のヘルナンデス外野手が中日の2番手・勝野昌慶投手の暴投で二進。2死から再び暴投で三進すると、泉口、若林が連続四球で満塁とチャンスを広げると、吉川が左越えの走者一掃の適時二塁打を放ち3点を追加した。
井上は7回1死からボスラー外野手をストレートで見逃し三振に仕留め自己最多の10個目。続く中田翔内野手も空振り三振で、11個目の三振を奪った。
地元・前橋で行われた24年7月3日の中日戦(前橋)以来の自己最長タイの8回のマウンドにあがった井上は村松開人内野手、石伊雄太捕手、代打の辻本倫太郎内野手を連続で空振り三振に打ち取り、5者連続、毎回の先発全員、これまでの9個を大きく上回る14奪三振の好投で勝利に貢献した