楽天・浅村栄斗 異例のお願い 記念のボール「返してください」 史上47人目の通算300本塁打到達
2025年4月22日(火)21時33分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 楽天4—2日本ハム(2025年4月22日 エスコンF)
楽天の浅村栄斗内野手(34)が22日の日本ハム戦で本塁打を放ち、プロ野球史上47人目の通算300本塁打を達成した。
1点を追う8回、日本ハム・杉浦から右翼越えの同点ソロ。敵地の大型ビジョンで「通算300本塁打」を祝福され、ベンチ前で記念のボードを掲げた。節目の同点弾が、この回チームが逆転する“起爆剤”となった。
試合後のヒーローインタビューで「1点差で負けてましたし、なんとか塁に出ようと思って打席に入りました。入るとは思わなかったのでよかったです」と淡々と節目の1本を振り返った。
「若い時から使っていただいて、この成績、数字までたどり着くことができて、本当にいろんな方に感謝したいです。まさかプロで300本もホームランが打てるとは思ってなかったので、1本1本積み重ねてこれてよかったです」
「これがゴールでもないですし、1本でも多くファンの皆さんの前で打てるように日々頑張っていきたいと思います」
記念のボールについて聞かれると「どこ行ったか分かんないっす」と苦笑しつつ「返しください」と異例のお願いをした。
15日のソフトバンク戦の6回にモイネロから今季2号ソロを放ち、プロ通算300号に王手をかけてから、6試合ぶりの一発で節目の記録となった。
5日の中日戦で達成したヤクルト・山田以来、プロ野球47人目で、パ・リーグの打者では21年9月29日の西武戦でソフトバンク・松田宣浩が記録して以来、4年ぶりとなった。