「とても良い試合」と完成度に自信のフリック監督、タイトル懸けたクラシコへ「コパもリーガも勝ち獲りたい」

2025年4月23日(水)15時8分 サッカーキング

マジョルカ戦を振り返ったフリック監督 [写真]=Getty Images

 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、22日のマジョルカ戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今シーズン2つ目のタイトルが懸かったコパ・デル・レイ(国王杯)の決勝戦を週末に控える中、バルセロナは22日のラ・リーガ第33節でマジョルカと対戦。出場機会の少なさに不満を露わにしていたFWアンス・ファティらをスタメンに並べたブラウグラナは、相手GKレオ・ロマンの好守もありゴールをこじ開けられない時間が続いたものの、後半開始早々にMFダニ・オルモが一瞬だけ空いたスペースでセンスを発揮し先制点をマーク。結局、計40本のシュートで1得点と物足りなさこそあるが、ボールを握り続けることで相手を抑え込む(無失点・被シュート4本)など、首位を快走するチームの完成度を見せつけた。

 試合後、“ウノゼロ”の勝利を振り返ったフリック監督は「とても良い試合。多くのチャンスを作り、決定機もあった。スコアは1−0だが、無失点で終われたので満足している」と告白。続けて「全員が素晴らしい仕事をした。ポジティブなのは、選手一人ひとりがチームの一員だと感じていることで、それは我々が必要としているもの」とチーム全体が良い雰囲気だと語った。

 またフリック監督は、スタメンに起用したDFエクトル・フォルトとFWアンス・ファティにも言及。先日のセルタ戦で、出番を得られなかったことで不満を露わにしていた両者について、指揮官は「彼らは貢献し、それがチームの士気を高めてくれるだろう。シーズン終盤戦、すべての選手が必要なんだ。トレーニングで努力を続け、自分の能力を示すことが大切」と強調。さらに、「アンスは、一歩前進したと思う。チームメイトやサポーターが支えてくれているし、彼にとって素晴らしい1日だった。自信をつけるのに役立つに違いない」とここからの奮起に期待を寄せた。

 公式戦2連勝で、国王杯の決勝戦を迎えるバルセロナ。今シーズン3度目かつ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ以来2度目のタイトルを懸けた“エル・クラシコ”になる他、リーグ戦の優勝争いもレアル・マドリードとの一騎討ちの様相を呈している中で、フリック監督は「バルセロナとレアル・マドリードは、2つの偉大なチーム。勝負を決めるのは、(チームとしての)クオリティの高さと、何よりトップレベルの選手たち」としつつ、「2週間で2度の対戦。コパも、リーガも勝ち獲りたい。簡単ではないけど、彼らに勝つことに集中している」と国内3冠に向けた意気込みを述べている。

 今シーズンの対戦成績は2勝0敗。それも2試合で計9得点、と破壊的な攻撃力で“宿敵”を粉砕しているバルセロナ。来る26日、『ラ・カルトゥーハ』で三度勝利を収めることはできるのだろうか。

サッカーキング

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