UEFA、来季CLで3つの大きなルール変更を導入か?
2025年4月25日(金)13時0分 FOOTBALL TRIBE

欧州サッカー連盟(UEFA)は、来2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)において、さらなる大会形式の見直しを検討しているようだ。今2024/25シーズンに導入された新フォーマットに続き、選手の負担軽減や大会の公平性を目的とした新たな規則が加わる可能性があるという。
ドイツメディア『BILD』によれば、来シーズンからのルール変更案として、まず延長戦の廃止が議論されているようだ。ノックアウトステージにおいて90分で決着がつかない場合は延長戦を行わず、即座にPK戦に移行する仕組みが検討されており、選手の負担を減らす狙いがあるとされている。
また、リーグフェーズで上位8位に入ったクラブに対し、さらなる優遇措置が設けられる可能性もある。現在はラウンド16の第2戦のみがホーム開催となっているが、準々決勝および準決勝においても、下位クラブとの対戦時には第2戦をホームで行えるようにする案が浮上している。
また、現行制度では、リーグフェーズを3位で通過したプレミアリーグのアーセナルが、プレーオフを勝ち上がってきたラ・リーガのレアル・マドリードとの準々決勝(合計5-1)で、第2戦(2-1)を敵地サンティアゴ・ベルナベウで戦うという不公平な事例が発生していた。この形式に対してアーセナル側は不満を示していたようで、成績上位で通過したクラブが下位クラブよりも不利な条件で試合を行う構造に疑問の声が上がっている。
さらに、同一国内クラブ同士の対戦に関してもルール変更が検討されている。今シーズンはリーグフェーズ終了直後から同国対決が実現したが、準々決勝以降に限定する従来の方式へと戻す案が浮上している。これにより、特定の国に有利な組み合わせが早期に生じる事態を避ける狙いがあるとみられる。