石川祐希、１３得点、崖っぷちの第４セット奮闘も…ペルージャまさかの３連敗で決勝進出逃す…イタリア１部

石川祐希

写真を拡大

◆バレーボール　▼イタリア１部リーグ（セリエＡ）プレーオフ準決勝第５戦　ルーベ・チビタノーバ３ （２７—２９、２５—１９、２５—１７、２５—２２）１ペルージャ

　【ペルージャ（イタリア）２４日＝倉石千種】３戦先勝制のプレーオフ（ＰＯ）準決勝の第５戦がペルージャのホームで行われ、パリ五輪男子日本代表の石川祐希が所属するレギュラーシーズン２位のペルージャが、同３位のルーベに１—３で敗れた。２連勝で王手を懸けて迎えた第３戦からまさかの３連敗。昨季王者が決勝進出を逃すことになった。石川はＰＯで初めて先発出場し、チーム２位の１３得点でけん引したが、目標に掲げてきたリーグ制覇の夢は破れた。敗れたペルージャは、ピアツェンツァとの３位決定戦に回る。

　ペルージャは１—２の後がなくなった第４セット（Ｓ）。７—５から石川がダイレクトにスパイクを決め、絶叫した。１８—１８の競り合いでは、二段トスから強打を決めきると、プロトニツキのスパイクで一時、勝ち越したが、終盤は相手の強いサーブ、安定したブロックシステムに阻まれ、３連敗で決勝進出を逃した。

　３位決定戦の第１戦は２９日（日本時間３０日未明）にペルージャのホームで開催される。