【香港・チェアマンズスプリントプライズ】「自分の馬が一番」“マジックマン”がサトノレーヴを絶賛 好枠6番ゲートもゲット

2025年4月25日(金)6時0分 スポーツ報知

芝コースでタスティエーラ(左)と併せたサトノレーヴ

◆チェアマンズスプリントプライズ追い切り(24日、シャティン)

 【シャティン(香港)24日=ペン・角田晨、カメラ・高橋由二】香港チャンピオンズデー(27日)に行われるJRA海外馬券発売対象G1・3競走の出走馬とゲート順が決まった。チェアマンズスプリントプライズに出走するサトノレーヴの追い切りで手綱を執ったジョアン・モレイラ騎手(41)=ブラジル=は「自分の馬が一番かも」と地元の強敵撃破へ手応えを語った。

 名手が並々ならぬ自信をのぞかせた。サトノレーヴは24日、現地の芝コースでクイーンエリザベス2世Cに出走する僚馬のタスティエーラを先導役に追い切りを実施。2馬身半後ろにつけると馬なりのまま1馬身遅れてフィニッシュし、2ハロン25秒7をマークした。フットワークは軽やかで息づかいも良好。2度目の海外遠征で状態は申し分ない。手綱を執ったモレイラも「馬の雰囲気を確かめる程度だったが、フットワーク、リズム、行きっぷりが良く状態はいい。強い馬はいるが、自分の馬が一番かもしれないと思っている」と力を込めた。

 鞍上が警戒するのは、もちろん11連勝中の香港短距離王カーインライジングだ。昨年12月の香港スプリントでサトノレーヴを3着に下した因縁の相手を、「素晴らしい動きをするし、尊敬に値する馬」と素直に絶賛。だが、「僕の馬も前回より強くなっている。いいチャレンジができると思う」と静かに気合をのぞかせた。

 枠も味方した。抽選で手にしたのは2年前の勝ち馬ラッキースワイネスと同じ6番ゲート。4番ゲートを手にしたライバルをマークしながら進められる位置に「いいところだと思う。体も大きいしフットワークがいい馬なので、スペースが欲しいから内過ぎるのは良くないと思っていた」と声を弾ませた。

 完成した能力に最高の仕上がり、そしてベストな枠を手にして挑む“最強”討伐。全てがそろった今、あとは結果だけだ。“マジックマン”は「日曜日が楽しみになるね」とニヤリ。大仕事を果たす予感が漂っている。

スポーツ報知

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