西武“悪夢”4連敗で最下位転落 2―0の9回に平良まさかの2失点...今井3勝目消え、佐藤隼10回4失点
2025年4月25日(金)21時55分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 西武2—6オリックス(2025年4月25日 ベルーナD)
西武が逆転負けで悪夢の4連敗を喫した。今季5度目の先発マウンドに上がった今井達也投手(26)が4戦30イニング適時打なしとなる7回無失点の快投を見せたが、2点リードの9回に3番手・平良がまさかの2失点。延長10回には4番手・佐藤隼が先頭の若月に勝ち越し弾を浴びるなど4失点し無念の敗戦となった。
今井は初回に11日の日本ハム戦(エスコンF)8回2死、矢沢に右翼フェンス直撃の二塁打を打たれて以来、32打席ぶりに安打を許したが得点は許さず。開幕戦以来前回までの登板3試合で適時打を1本も許さぬ快投を見せ続けている右腕は、この日も7回まで117球を投げ散発3安打9奪三振無失点と最高のピッチングを披露した。
打線は初回1死から長谷川、渡部聖の連打でつくったチャンスに5番・外崎が中前に先制打。1—0で迎えた6回にはネビン、外崎、中村の3連打で無死満塁のビッグチャンスをつくる。しかし、古賀と代打・平沼がアウトとなり嫌なムードが流れたが、続く滝沢が押し出し四球を選び何とか追加点を挙げた。
7回までに117球を投げた今井に代え、西口監督は8回のマウンドにウィンゲンターを送り無失点。だが、2—0の9回に守護神・平良がまさかの2失点で試合は振り出しに。3勝目が目前で消えた今井がベンチでぼう然とする中、延長戦に突入した。一度相手に傾いた流れは変えられず、10回に4番手でマウンドに上がった佐藤隼が先頭の若月に初球の147キロ直球を左中間スタンドぎりぎりに運ばれ勝ち越しを許した。その後も安打と四球などで満塁のピンチを背負い、西川に走者一掃の左中間を破る二塁打を打たれ、この回4失点。悪夢の展開で3連敗対決に敗れ、ソフトバンクが勝利したことで借金3の最下位に転落した。
【今井の今季登板成績】
3月28日●日本ハム(エスコンF)9回105球6安打3奪三振2失点
4月4日〇ソフトバンク(ペイペイD)7回118球4安打10奪三振無失点
4月11日—日本ハム(ベルーナD)8回106球3安打4奪三振無失点
4月18日〇ソフトバンク(ベルーナD)8回117球無安打9奪三振1失点
4月25日—オリックス(ベルーナD)7回117球3安打9奪三振無失点