シントトロイデンは山本理仁の退場が響いて痛恨敗戦 元審判員が地元紙で「全く不当」と判定に異論
2025年4月27日(日)11時21分 スポーツニッポン
◇ベルギー1部・残留プレーオフ シントトロイデン1—3セルクル・ブリュージュ(2025年4月26日 ベルギー・ブリュージュ)
シントトロイデンは敵地で行われた残留プレーオフの上位対決でセルクル・ブリュージュに1—3で敗れた。0—1の前半36分にMF山本理仁が危険なタックルで2度目の警告を受けて退場。10人となって2点目を奪われたあとも粘り強く戦って後半13分に1点を返したが、終了間際にPK弾で突き放された。
14位でレギュラーシーズンを終えたシントトロイデンは13〜16位の下位4チームによる残留プレーオフに突入。前節まで3試合を終えて2位セルクル・ブリュージュに勝ち点1差の首位に立っていたが、この日の敗戦で2試合を残して勝ち点2差の2位に転落した。
16日に就任が発表され、初陣で黒星発進となったブランケン監督は退場につながった山本のタックルに関し「ボールにプレーしていて誰にも触れていない」と指摘。地元紙HBVLも「全く不当。明らかにボールに向かっていた。無謀なタックルには全く見えず、ファウルですらないと思う。山本はいいカモにされている。日本人選手はとにかく文句を言わないから」という元審判員の声を紹介した。
シントトロイデンがPKを主張した場面が流された一方、相手のダメ押し弾につながったPK判定に関してもシントトロイデンのDFファンヘルデンが「両サイドに微妙なPK判定があった」と漏らし、後味が悪い結果となった。
残留プレーオフは首位が1部残留、2位が2部チームとの入れ替え戦、下位2チームが2部に降格する。
シントトロイデンはGK小久保玲央ブライアンとDF小川諒也、MF藤田譲瑠チマがフル出場。MF伊藤涼太郎は後半開始から出場し、FW小森飛絢は出番がなかった。