早大・小沢 リーグ戦初!魚雷バットで適時二塁打「歴史に名を刻めました」
2025年4月27日(日)5時0分 スポーツニッポン
◇東京六大学野球 第3週第1日 早大11—0法大(2025年4月26日 神宮)
1回戦2試合が行われた。リーグ3連覇を狙う早大の主将、小沢周平内野手(4年)は、法大戦でリーグ初となる魚雷バットを使用し、7回に適時二塁打を放った。チームは12安打11得点で開幕3連勝を飾った。
連盟創設100周年の東京六大学野球に、新たな歴史が加わった。早大の小沢主将がリーグ戦では初めて、芯の部分が太く先端が細くなる魚雷バットを手にして打席に立ち「あまり打てる気がしなくて何か変えてみようと思って使いました」。
7回の第4打席。自ら発注した880グラム、85センチの魚雷バットで左翼線適時二塁打。健大高崎(群馬)出身の左打者は「次も使うつもり。僕が初めて使うというのもちょっとあった。歴史に名を刻めました」と笑った。
早大は魚雷バット使用許可が下りてから関係者を通じて数本を用意。この日は890グラムから920グラムまで7本を用意し「使いたい選手は使ったらいい」(小宮山悟監督)と選手に任せていた。試合で使用した選手は小沢だけだったが、今後は同リーグでも魚雷ブームが訪れるかもしれない。(落合 紳哉)